りす栗さんのブログ
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東京に淡い光
しばらく東京に着目してみよう、と思った。
まずは、東京都の法定最低賃金(時給)の推移。
1989年 525円 (平成1年)
1990年 548円 (平成2年)
1991年 575円 (平成3年)
1992年 601円 (平成4年)
1993年 620円 (平成5年)
1994年 634円 (平成6年)
1995年 650円 (平成7年)
1996年 664円 (平成8年)
1997年 679円 (平成9年)
1998年 692円 (平成10年)
1999年 698円 (平成11年)
2000年 703円 (平成12年) ITバブル期
2001年 708円 (平成13年) 小泉内閣
2002年 708円 (平成14年) :
2003年 708円 (平成15年) :
2004年 710円 (平成16年) :
2005年 714円 (平成17年) :
2006年 719円 (平成18年) 第1次安倍内閣
2007年 739円 (平成19年) 第1次安倍内閣
2008年 766円 (平成20年) 福田内閣
2009年 791円 (平成21年) 麻生内閣➝民主党政権
2010年 821円 (平成22年) 鳩山内閣
2011年 837円 (平成23年) 管内閣
2012年 850円 (平成24年) 野田内閣
2013年 869円 (平成25年) 第2次安倍内閣 アベノミクス
2014年 888円 (平成26年)
2015年 907円 (平成27年)
2016年 932円 (平成28年)
2017年 958円 (平成29年)
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あれ、って思った。
まず1990年代の最低時給って、それより一昔前、ぼくでいうと
1970年代の学生バイトの時給より低いがな。
つまり最低時給というのは、一般の時給よりうんと低い水準にあったのだ。
一億総中流では、法律で最低の生活を保障するレベルはそのうんと下にあったのだ。
それが、1990年代からのデフレで失われた20年間に、一般の時給に最低賃金が
追いついてきたようだ。
一般庶民の収入は増えず、計算上で、年金給付や公務員給与だけが着々と上昇していたころだ。
非正規社員の増加中には、庶民の時給はほとんど変わらず、2010年以降に
なると庶民の非正規時給がほぼ最低賃金に近づいていったのだ。
これでは、公務員と企業は潤っても社会は冷えたままだ。
それが、ここにきて、最低賃金が庶民の時給を引き上げだした。
これは安倍さんの成果ではあるが、それまでのひどい状態をようやく部分的に改善できただけ、と言えなくもない。
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利益相反もいいところ
それと海外を受け入れれば ドイツと同じになる。
そのうち 政治にも入ってくる。日本人と違って票をいれるから 厄介。
逆に介護職をやる人がいない状況にして、給料を上げるか 廃業するか
そのくらいの状態にもっていければいいのに。