ゆいがさんのブログ

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一箱一品、ブツよりカネ

2017.07.13(木)

 被災地への物資の送りには、2つのポイントがある。

 1つめ
 最強のブツ、それは『お金様』だ。送るなら第一候補は、お金様!

 日にちがたてばたつほど、被災地のニーズと送られてくる物資には、すれ違いが増える。そのときその瞬間、ピンポイントでニーズと物資が合っていたとしても、その後、その物資は、余ってくる場合がほとんどだ。

 たとえば、ペットボトルの水。給水車がまわりだし、水道が復旧してくると、お荷物化する。
 カップ麺とかね、同じ道をたどる。

 ココがだいじなんだが、すべての物資は、仕分ける、運搬する、管理するための人がいるのだ。そして、保管場所に、大きなスペースをとる。

 そのてん、究極・最強のブツ『お金様』はちがう。
 不特定多数の人が、不特定多数の人のために送れる、最強の一品だ。絶対にお荷物にならない。余ってもこない。保管場所もいらない。人手を食わない。
 自治体やNPOに託せば、その時必用な何かのために使ってくれる。下手に物を送るより、すべての物と引き替えられるお金様、お金様こそ、究極最強の支援物資と心得たい。


2つめ。一箱一品、マジック書き。

 支援物資の最強は、お金様。それでも物を送りたい人はいるだろう。
 相手が、個人的知り合いの個人宛か、見ず知らずの不特定多数宛かで、箱の中身は変えたほうがいい。

 見ず知らずの、複数人数に送る場合は、絶対に、『一箱の中に一品』で送りたい。
 箱の外側に、何が入っているのか、マジックで大きく書いておく。

 相手が個人の場合は、一つの箱の中に、あれこれ詰め合わせて送ると、喜ばれる。相手が、個人的知り合いの、個人に送る場合は、だ。
 だが、相手が不特定多数になると、ハナシはまったく違ってくる。
 避難所や、受け入れ住所が開示されているところに物資を送る場合『詰め合わせは超絶NG。絶対ダメ。頼むやめてくれ』。一箱一品が大原則だ。
 
 団体宛に詰め合わせを送ってくるのは、気配りがきく女性が多いのだが、この気配りが裏目に出る。
 量がある物資を受け入れる場合、物資ごとに仕分ける。
 詰め合わせ箱は、箱の中身を確認し、ブツごとに分けなきゃいけないため後回しスペースに積み上げられる。日にちがたてばたつほど、忘れられた存在、もしくは、忘れたことにされた存在になっていく。
 仕分ける人数が、かぎられているからだ。


1つ。ブツより金
2つ。送るのだったら「一箱一品」。マジック書き。
   これが、支援物資の原則。

   ただ。ちょっとした小技だが。
   修羅場の嗜好品、これが意外とうれしい。
   例えば、被災地のクッキー。修羅場のお菓子のおいしさは、心に残る。
  ツマガリという菓子屋が、自身も被災しながら、阪神淡路の被災地で
  配ったスイーツは、伝説になっている。
   例えば、同じく阪神淡路大震災の時、田中康夫というバブル作家が、
  支援物資にシャネルの化粧水を被災地に持ってきた。
   正直、ばかじゃねぇかと思った。
   だが、それを手にして使った女性たちが、一様にほっとしたような
  表情を浮かべた。
  
   えーあっちが、目から鱗って言葉を体感した初めての経験でやんす。
  世の中、実用品さえありゃいいってもんじゃないんだと、目の前で見せら
  れた瞬間でした。
   
    

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