窓際リーマンさんのブログ

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2017年2月15日 イエレン議長の議会証言要旨

為替が円高に振れても株価は堅調な相場が続いている。金利が上昇してから銀行株も強い。引き続きポジションを小さくしたまま値動きをひたすら観察していく。
※日本株の売り残し(金融、資源、小型IT株)、ドル1万通貨、新興国ドル建てETF(ベトナム、ロシア、ポーランド)、金とプラチナの現物。前回の議会証言時に比べてみると日本株はすべて利益が乗り、ドル1万通貨も円安で利益が乗り、新興国ドル建てETFは含み損が1/4に減少した。これからどうなっていくのだろうか想像もつかない・・・(~_~;)

今回の議会証言も記録しておこう。

1、経済見通し
・経済が引き続き緩やかなペースで拡大し、雇用市場はいく分さらに力強さを増しインフレ率が緩やかに2%に向けて加速すると予想。委員会は今後の会合で、雇用とインフレ率が引き続き見通しに沿って推移しているかを評価する。見通しと整合していれば、フェデラルファンド(FF)金利の一段の調整が適切となる公算が大きい。

2、過度の緩和長期化は危険
・これまでにも申し上げてきたことだが、緩和の解除を待ち過ぎることは賢明でない。それにより連邦公開市場委員会(FOMC)は将来的に急激な利上げを迫られ、金融市場の混乱や景気後退(リセッション)を招く恐れが生じる。

3、財政政策と長期成長
・特定の税や歳出案について見解を述べるのは、私の意図するところでないが、生産性向上を狙った施策で、より長期の経済成長ペースを高め、国民の生活水準を向上させる重要性を指摘したい。財政政策の変更が、持続可能な財政軌道と整合的となるよう望む。

4、雇用
・失業率は1月に4.8%となり、2010年のピーク時から5%ポイント超低下し、米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーが示す長期的な自然失業率予想の中央値に沿う水準となっている。労働力の未活用を示す幅広い指標(縁辺労働者や正社員を希望しつつもパートタイムで就業している人を含む)もここ1年で改善している。賃金の上昇ペースも数年前のペースから加速し、雇用市場の引き締まりを示している。掘削や鉱業施設関連の支出急減にストップがかかったことを一部反映する形で、企業投資は昨年末にかけて幾分伸びが拡大したが、昨年の大半はかなり軟調だった。企業マインドは過去数カ月に顕著に改善した。

5、インフレ
・市場ベースでのインフレ指標はなお低水準にとどまっているものの、2015年後半から16年上期に達した極めて低い水準から改善していることは心強い。また、長期インフレ期待を示す大半の指標はここ数カ月、ほぼ変わらずで推移している。

個人的に過度の緩和長期化の危険性が何度も指摘されていることが気にかかる。すみやかに金利を上げ何かあったら利下げのカードを持っておきたい、ということだろうか?

リンク:2016年6月21日 イエレン議長の議会証言要旨

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