優利加さんのブログ

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1ドル=105円以上のドル高・円安は株価を押し上げそう

昨日の米国株式相場は下落した(DJIA -29.65 @18,169.68, NASDaq -34.29 @5,215.97)。ドル円為替レートは1ドル=105円台前半の円安方向へ触れた。本日の日本株全般は上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,370に対して、下落銘柄数は510となった。騰落レシオは139.26%へやや低下したが、依然として高水準である。東証1部の売買代金は3兆1330億円と大きく膨れあがった。

TOPIX +10 @1,392
日経平均 +110円 @17,446円

ドル円為替レートが1ドル=105円台の円安方向に動いたことを好感して、TOPIXも日経平均も上昇し、4月22日以来、半年ぶりの高値を回復した。米労働省が10月27日発表した一週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比で減少したことで、米雇用の堅調さが確認された。すると米利上げ観測が高まり円安が進行し、輸出関連株が買われた。同時に、日米の金利上昇で銀行株や保険株の収益悪化懸念も後退し、さらに海外ヘッジファンドの買い戻しを誘った。東証1部の売買代金は概算で3兆1330億円に膨らみ、日銀がETF買い入れ増額を発表した7月29日以来、3カ月ぶりの活況となった。

為替レートの影響は軽視できない。現在発表が続いている3月期決算企業の決算では、2016年10月~17年3月期の想定為替レートを1ドル=105円を超える円安水準に設定する主力企業は見当たらないため、ここを突破して105円以上の円安水準となれば、業績下方修正リスクが大幅に薄まり、逆に業績上方修正期待できる銘柄さえ出て来る。

日本時間の今夜、米国市場で対ドルでは一時1ドル=105円51銭前後と7月29日以来およそ3カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。米商務省が発表した7~9月期のGDP速報値は年率換算で前期比2.9%増だった。市場予想(2.5%増)を上回り、米景気の回復が鮮明になったことが好感され、円など主要通貨に対してドルを買う動きが広がっている。来週月曜日の日本市場にはいくらで戻ってくるか?

33業種中27業種が上昇した。上昇率トップ5は、証券(1位)、保険(2位)、その他金融(3位)、銀行(4位)、空運(5位)となった。

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