はるるっぴさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ627件目 / 全652件次へ »
ブログ

的確な運用ができない3つの理由

1.相対利益のために使う情報を
  絶対利益の投資に使っている⇒重要

相対利益も絶対利益もわからない人は、
急いで誰かに聞きましょう。


昨年、GS(ゴールドマン・サックス)のプロパーの人に
運よく話ができたとき、


>GSの日本株ファンドの組み入れ銘柄を見ると
ほとんどやる気がないのでは

下がるに決まっている銀行株を、
どうして、こんなにポートフォリオに入れているのか?

と聞くと


>ベンチマークを取りにいっているだけですよ。

と言われた。


ほとんどやる気ありません~

(・へ・)

といった感じ。


プロの投資家(除くはるるっぴ)には、
自慢のヘッジファンドをすすめているそうです。

世界の運用の50%が、
絶対利益を追求するヘッジファンドが運用している。

どんな相場であっても、プラスを出さないといけない。

ノルマは、だいたい年率20%です。


通常の投資信託のように、

「サブ問題で、下がっているので仕方ありません。」

では、通用しない。


普通、株式投資をしている個人投資家は、
相対利益を目指しているわけありません。

相対利益のために使う情報は、無視すべきでしょう。


だから、長期投資家は、テクニカルを無視します。


もっとも、市場が、20%下落しているときに、
10%の損ですむことを目標としている人は別です。

チャートやテクニカルを重視してください。


2.世界の経済・マーケット・企業の
  おおきな変化に気づいていない。

企業のバランスシート分析にくわしい
野村のリチャード・クー氏は、

ここを強調されていると思う。


3.影響力の大きいヘッジファンドの
  投資行動がさっぱりわからない。

相場の主役は、ヘッジファンドと、世界の長期投資家。

その片方の横綱のヘッジファンドの動きに、
うとい人が多い。

ヘッジファンドが、
日本の市場でも暴れているのに、
それを勉強しない。


時代遅れの専門家の話を聞いて

「そうなのか~」と思って、そのまま信じてしまう。

日経さんを読んで、勉強していると錯覚する。


日経さんの記事は、
若い記者が勉強するために書いている記事です。


ヘッジファンドが工作して、株を売買したいから、
日経の一面の記事に、よい記事や悪い記事を書くように
誘導することがある。

日経の一面に、その会社のよい記事がでたときは、
いったん売りを考えてもよいでしょう。


絶対利益を追求するヘッジファンドが、通訳をつけて、
テレビの教育番組で話をすれば、


日本のエコノミストや専門家は、職を失うと思う。

⇒レベルが違いすぎます。


しかし、ヘッジファンドは、話をしてくれません。
儲け話は、教えてくれません。

世の中そんなに甘くありません。


日本の失われた15年の間に世界は大きく変わっている。


相場も大きく進化している。


長期投資家も、不断の勉強が必要でしょう。


ある大手証券会社の投資情報部の幹部が言っていた。

わたしの、予想もめずらしく当たることがあると

(^^ゞ

当たるのが、めずらしいらしい。


テクニカル分析も相対利益を上げるための
手法にすぎません。


個人で株をしている人に聞くと、
株式投資は、リターンを期待してやっていると
言っている人が多い

ベンチマークを上回るために、やっていると
言っている人は一人もいない。


言っていることと、やっていることが、矛盾している。


リターンを期待するならば、
相対利益を上げるための情報は、無視して、

絶対利益を上げるための情報を、重視すべきでしょう。


絶対利益を上げるための情報は、
現場に、たくさんあります。


株式専門家の予想は、当たらない。
紙だけ見ても、なかなか真実は見えてこないからです。

本で勉強するだけで、車を運転できません。

コーヒーの味も、紙で書いて説明するのは、大変です。
それより、そのコーヒーを飲んでもらったらすぐわかる。


自分の実感を重視する。

自分の言うことを聞くべきでしょう。


相対利益のために使う情報を、

絶対利益のための情報として使わないことです。


おしまいです。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。
2件のコメントがあります
  • イメージ
    ひよこさん
    2008/7/17 13:22
    耳の痛いお話です(>O<)
    でも、その通りですよね。

    絶対利益ですか。
    今の下げ相場でも上げる銘柄は上げてますもんね。

    どういう状況でどういう業種が強くなるのか、影響が出るのか等もっと勉強します!!
  • イメージ
    なるほどと、納得します。
    勉強になります。
    ありがとうございます。