COTOSSAさんのブログ
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ADRとNY上場
今日の朝刊にはADR株主の存在感が増しているという記事と、その下に小さくNISグループがNYSEへのADR上場廃止をするという記事が出ていた。
ADR株主が上位株主10位までに入る企業は33社あったらしい。その内20社で昨年度よりも保有比率が上昇しているとの事。
ADR発行日本企業は62社なので、比率的には比較的高いと見られる。
最近のIRで力を入れる企業も出てきた模様。
それと逆に、NISグループはSECへの登録も廃止するとの事。これで決算も日本基準のみに一本化されるそうだ。
やはり、NY上場は規則が他市場よりも厳しい事もあるけれど、維持コストが相当かかるので、Delistというのも検討に値すると個人的には前から思っていたけれど、ADR株主に長期保有株主になってくれそうな投資家が多くなっている、というような記事もあると、なかなかDelistは出来ないと思う。
判断が難しいものだ。。。
◆プレスリリース
米国預託証券のニューヨーク証券取引所から店頭市場への移行等に関するお知らせ
http://www.nisgroup.jp/data/current/newsobj-1848-datafile.pdf
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大手企業で米国の販売比率の高い会社は、企業PRも兼ねて上場している必要もござりましょうが、コストに見合うのか、頭の痛いところのようでござる。
東証の外国株式も上場企業が少なくなってしまいましたが、やはり上場のためのコストがかかることが原因だそうです。
日本の証券市場、特に新興市場はこのまま低迷が続くと上場廃止する企業や、上場見送り企業が続出する懸念もありますね。
企業情報開示基準は厳しくしたいけど、厳しくすると上場そのものを取りやめる企業が出る懸念がある...難しいものです。
>確かに昔はNYSEに上場していたのに、今は休止してしまった企業は結構ござるかと。
そうですね。。。
その判断を社内で出来るのもある意味すごいなと思います。
大抵、新しいものを始めるのは簡単ですが、やめる決断って難しいですよね。
少なくともNESEで売買して保有されていた投資家もいるわけですし。。
しかし、かなりのコストがかかる事は周知の事実ですね・・・
広告宣伝費と思っても少し高いですかね・・・
おはようございます。
>日本の証券市場、特に新興市場はこのまま低迷が続くと上場廃止する企業や、上場見送り企業が続出する懸念もありますね。
去年とか最低水準レベルのIPOになっているというお話は色々な場所で聞きますね。
新興市場は、上場審査基準そのものもより厳しい方向で見直しされて、上場しようとする企業にも質が問われてきていると思うので、短時間で体制を整えるのも大変なのかなと思います。