COTOSSAさんのブログ

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ADRとNY上場

今日の朝刊にはADR株主の存在感が増しているという記事と、その下に小さくNISグループがNYSEへのADR上場廃止をするという記事が出ていた。
ADR株主が上位株主10位までに入る企業は33社あったらしい。その内20社で昨年度よりも保有比率が上昇しているとの事。
ADR発行日本企業は62社なので、比率的には比較的高いと見られる。
最近のIRで力を入れる企業も出てきた模様。

それと逆に、NISグループはSECへの登録も廃止するとの事。これで決算も日本基準のみに一本化されるそうだ。

やはり、NY上場は規則が他市場よりも厳しい事もあるけれど、維持コストが相当かかるので、Delistというのも検討に値すると個人的には前から思っていたけれど、ADR株主に長期保有株主になってくれそうな投資家が多くなっている、というような記事もあると、なかなかDelistは出来ないと思う。

判断が難しいものだ。。。

◆プレスリリース
米国預託証券のニューヨーク証券取引所から店頭市場への移行等に関するお知らせ
http://www.nisgroup.jp/data/current/newsobj-1848-datafile.pdf
4件のコメントがあります
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    影さん
    2008/7/15 23:58
    確かに昔はNYSEに上場していたのに、今は休止してしまった企業は結構ござるかと。

    大手企業で米国の販売比率の高い会社は、企業PRも兼ねて上場している必要もござりましょうが、コストに見合うのか、頭の痛いところのようでござる。
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    COTOSSAさん、こんばんは。

    東証の外国株式も上場企業が少なくなってしまいましたが、やはり上場のためのコストがかかることが原因だそうです。

    日本の証券市場、特に新興市場はこのまま低迷が続くと上場廃止する企業や、上場見送り企業が続出する懸念もありますね。
    企業情報開示基準は厳しくしたいけど、厳しくすると上場そのものを取りやめる企業が出る懸念がある...難しいものです。
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    COTOSSAさん
    2008/7/16 09:40
    >影さん

    >確かに昔はNYSEに上場していたのに、今は休止してしまった企業は結構ござるかと。

    そうですね。。。
    その判断を社内で出来るのもある意味すごいなと思います。
    大抵、新しいものを始めるのは簡単ですが、やめる決断って難しいですよね。
    少なくともNESEで売買して保有されていた投資家もいるわけですし。。
    しかし、かなりのコストがかかる事は周知の事実ですね・・・

    広告宣伝費と思っても少し高いですかね・・・
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    COTOSSAさん
    2008/7/16 09:45
    >ストリートアナリストさん

    おはようございます。

    >日本の証券市場、特に新興市場はこのまま低迷が続くと上場廃止する企業や、上場見送り企業が続出する懸念もありますね。

    去年とか最低水準レベルのIPOになっているというお話は色々な場所で聞きますね。
    新興市場は、上場審査基準そのものもより厳しい方向で見直しされて、上場しようとする企業にも質が問われてきていると思うので、短時間で体制を整えるのも大変なのかなと思います。
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