はるるっぴさんのブログ

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逆張り投資と含み損について

投資では精神面が重要になる。


人間には欲望がある。その欲望が邪魔をする。


「利益は早く確定したい。」
「損はしたくない。」


と思ってしまう。


結果、小さく儲けて大きく損することになる。
儲けることは難しく、損することが簡単になってくる。


個人の信用取引損益率が、いつもマイナスになっているのは
多くの個人投資家が、自分の欲望に勝てない結果なのかもしれない。

(人間なので、仕方ないかもしれない。)


個人の信用取引損益率が、プラスになっているときは
相場が超過熱しているときなので、株価の調整が近いことがわかる。


また、個人の信用売りが信用買いよりもたくさんあって
信用倍率が1倍割れのときがあれば、まもなく株価は上昇する。
(十分な時間を武器にできない信用取引では、容易に儲からないようになっている。)


『一般的に、個人投資家は評価益が出るとすぐに利益確定を行う傾向が強いため、
通常、信用残高は含み損を抱えている状況になります。そのため、信用評価損益率は
マイナスの値を示すことが多く、概ね0%~-20%で推移します。
信用買い方の評価損益率が-20%を下回ると「追証」が発生する水準となり、
-20%前後で底入れの目安、反対に0%に近づくと天井圏に達したと見なされます。』


(松井証券 「信用評価損益率とは」より引用)


長期投資家の投資スタイルは、基本的に逆張り投資になる。
逆張り投資の場合、短期的には、含み損になることが多い。


マーケットを牛耳っているヘッジファンドは、株価吊り上げでも
株価売り仕掛けのときでも、やるときは、容赦なくとことんやってくる。

個人の動向も細かいところまで、ロボットはよく見ている。


感情も恐怖感もないロボットを使って、割安水準からさらに売り
割高水準からさらに買う。
信用の「投げ売り」「投げ買い」を誘う。


長期投資家が割安と判断して買ってからさらに株価は下がることは

よくあること。
逆張り型の長期投資家は、短期的には含み損になりやすい。


また、単純に割高・割安の判断で信用取引をしている投資家は
証拠金を減らされて追い詰められていく。


リーマン・ショック以降、個人も売りを覚えているので
ヘッジファンドは売り方が儲からないように徹底的に締め上げる。
(ファンダメンタルズは関係ない。市場専門家はファンダメンタルズと関係ないことを
関係あるように解説する。株価が操作されていることを知らない初心者の投資家は、
どうなっているのかさっぱりわからない。)


大物ヘッジファンドは、売る人がいなくなってから
自分たちだけで売って大儲けする。


実績のない投資家は、自分のポジションに自信がないため
含み損に耐えられずにロスカットする。


ところが、実績のある投資家は、自分のポジションに自信があるうえ
資金管理もしっかりしているので、含み損に耐えることができる。

(機会損失をする塩漬けとは違う)


含み損に耐えられない投資家は、よく失敗している。


自分なりの


投資理論を確立し
資金管理をしっかりして


「含み損に耐える」


強い精神力と忍耐力を養えば
投資に勝てるチャンスは出てくる。


【足元のマーケットについて】


注目の雇用統計の結果がでました。
以前日記に書いたように、雇用統計の信憑性のこともありますが、
FRBの利上げを占うのに、無視することはできません。


みんかぶ速報でもあった通り


非農業部門雇用者数
12.6万人増(予想は24.5万人)
失業率5.5%(予想通り)
となっている。


(予想値を10~20%外すのは理解できますが、50%も外せば、専門家でもなんでもありませんね)


重要なのは、時間当たり平均賃金になる。
+0.3%(予想0.2%)
だった。


予想よりも良かったことになる。


(本当は、みんかぶ速報でもいれるべき重要項目になる。)


今回の雇用統計を受けて一挙にドル安にならなかったので
マーケットの判断は、中立だったかもしれない。


表向きの専門家は、6月利上げはなくなったとコメントしている人もいるようですが
為替の動きを見ると、実際運用しているヘッジファンドは、「6月利上げはない」と
まだ判断していないと思う。


時間当たりの平均賃金は良かったので、雇用統計の結果だけで
6月の利上げはなくなったと決めるのは、早計かもしれない。


今回の雇用統計だけでは、大きな材料にならないと思うので
これまで同様、まだ(『まだ』はどのくらいなのかわからない)株価は強い可能性がある。

一目均衡表の遅行線も、日経平均株価が弱くなるシグナルを出していない。


しかし、日経平均株価は高値水準にあるので、いつ何があってもおかしくない。
引き続き高値警戒は必要だと思う。


日経平均株価のアノマリーで


年間高値を冬至から夏至の間につけ
年間安値を夏至から冬至の間につける


といったものがある。


今年も、遅くても夏至までに高値をつける可能性が出てきている。
このようなアノマリーが必ず当たる訳ではありません!
しかし、知らないよりも知っていたほうがよいでしょう。


安易に割高株を売り予想すると、また踏み上げられるので
みんかぶ予想は、このままにして様子見としたい。






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2件のコメントがあります
  • イメージ
    にゃん7さん
    2015/4/5 19:35
    こんばんわ。

    いつも、ひろっぴさんの日記を楽しみにしています。

    大口はどう動くだろうか?
    と考えながら投資すると、多少揺さぶられても怖くないですよね。
  • イメージ
    aiutoさん
    2015/4/5 19:27

    iijが今 耐えている銘柄です。。。。

    倍返し待ちます。。

    アドウェイズのように。。