ヒロろんさんのブログ

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後場に注目すべき3つのポイント

12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・18000円突破はギリシャの行方を確認してからか
・ドル・円は120円30銭付近、120円50銭オプションの防戦売りなどで上げ渋る

・ヤマハ発動機(7272)、岩谷産業(8088)などが後場決算を発表予定

■18000円突破はギリシャの行方を確認してからか

日経平均は大幅に反発。289.65円高の17942.33円(出来高概算14億1000万株)で前場の取引を終えている。11日の米国市場はギリシャ問題を背景に、ユーロ圏財務相会合を見極めたいとのムードから、まちまちの展開。一方で、円相場は1ヶ月ぶりに1ドル120円台を回復する中、シカゴ日経225先物清算値は大阪比370円高の18010円と節目の18000円に乗せてきており、これにサヤ寄せする格好に。ギリシャとユーロ圏は救済延長に向けて動いており、合意形成への期待が高まっている。

セクターでは陸運、小売、保険、倉庫運輸、食料品、その他製品、銀行などが堅調。一方で、原油安を受けて鉱業、石油石炭が利食い優勢に。その他、ゴム製品、卸売が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。一方で、ミクシィ(2121)、サイバダイン(7779)などが冴えないなか、マザーズ指数はマイナス圏で推移している。なお、1ヵ月半ぶりのIPOとなったKeePer技(6036)の初値は公開価格の約1.5倍となる3160円となった。

日経平均は寄り付き直後に17983.96円まで上げ幅を拡大しており、昨年末の戻り高値(17914.55円)を突破し、昨年12月8日の高値18030.83円が射程に入ってきている。ギリシャ問題の進展期待などが押し上げる格好となったが、ユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとのムードも強く、節目突破は厳しいところか。また、円相場も朝方からはやや円高に振れて推移していることも、上値追いには慎重にさせそうである。


ただ、ニッセイアセットマネジメントは12日、「繰上償還条項付 JPX日経400アクティブファンド 米ドル投資型 2015-02(愛称:JPXターゲット)」、「JPX日経400アクティブ・オープン 米ドル投資型」、「JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン 毎月決算型(JPXプレミアム)」を設定する。JPX400に関連するファンドが3本設定されることもあり、下値の堅さは意識されそうである。

また、指数インパクトの大きいところではソフトバンク(9984)が冴えない半面、ファナック(6954)、ファーストリテ(9983)、京セラ(6971)、日東電(6988)、TDK(6762)などがけん引する格好。

■ドル・円は120円30銭付近、120円50銭オプションの防戦売りなどで上げ渋る


ドル・円は120円30銭付近で推移。ドル・円は、120円50銭オプションの防戦売り、ギリシャ債務協議やウクライナ情勢への警戒感から上げ渋る展開となった。ユーロ・ドルは、1.1303ドルから1.1352ドルで推移。ギリシャ債務協議への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、136円55銭から135円80銭まで軟調推移。

12時15分時点のドル・円は120円30銭、ユーロ・円は136円08銭、ポンド・円は183円08銭、豪ドル・円は92円01銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・ドル・円の円安進行などを好感、日経平均は一時300円超の上昇に
・ギリシャ動向を見極めたいとのムードも、決算銘柄中心に個別物色
・ヤマハ発動機(7272)、岩谷産業(8088)などが後場決算を発表予定
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