まはいさんのブログ
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角川書店 ドワンゴ 次はスクエニなんだけど…
角川書店とドワンゴが統合し、IP業界再編の次の焦点はスクウェア・エニックスで間違い有りません。
念のため、ここで言うIPは知的財産のほうです。
馬鹿と天才は紙一重
角川歴彦会長も川上量生会長も、ついでに松浦勝人社長も、良い意味でカリスマですが、どこかトンでいる非常識な人たちです。
この人たちは、良い意味で独創的、普通に考えると非常識な戦略で大成功を収めたり大失態を犯したりします。
よって、大失態を犯したときこそ千載一遇の投資のチャンスです。
IP業界は大好物なので、好んで投資していますが、基本的に投資資金の回収を優先しながら取組んでいます。
KADOKAWA・DWANGO経営統合←IRリンク
角川書店がドワンゴを傘下に収めると予想して投資をしましたが、逆に角川書店がドワンゴに経営移譲するという、破天荒な決着で落ち着きました。
私としては結果オーライですが、カリスマという人たちの考えは凡人の予想の遥か上を行きます。
ただ、IP業界の趨勢は予想が可能なので、次のターゲットへの投資を準備します。
スクウェア・エニックス
角川歴彦会長の野望はメガコンテンツ・パブリッシャーおよびデジタルコンテンツ・プラットフォーマーですが、後者デジタルコンテンツ・プラットフォーマーは川上量生会長への経営移譲という奇策で達成の道筋が出来ました。
次はメガコンテンツ・パブリッシャーを狙うはずですが、ここに立ちはだかる仇敵がスクウェア・エニックスです。
IP業界最強の講談社に対抗するには、両社がいつまでも争っていては共倒れ、手を結ぶしか無いです。
クロスIP
角川書店とスクウェア・エニックスを股に掛けるIPは多いです。
角川書店はライトノベルでは覇者ですが、「とある魔術の禁書目録」を筆頭に多くのコミカライズ、アニメ化をスクウェア・エニックスに盗られています。
クリエータが両社を天秤に掛ける
そういう関係が出来上がっています。
両社が競い合うことは、クリエータにしてみれば還元が大きくなるので良いことだから、両社の協調はなかなか進みませんでした。
ここで、クリエータ還元に熱心な川上量生会長が角川書店を率いるとなれば、この構図は大きく変わります。
ソフトバンク
ガンガンGA←公式リンク
角川書店とスクウェア・エニックスが手を組まれると困るのが、ライトノベル2位のソフトバンクです。
ソフトバンクはガンガンGAでスクウェア・エニックスに這い寄っています。
5/16プロジェクト告知←SBリンク
角川書店とドワンゴの統合発表の翌日にクリエータ向けに告知する念の入れようです。
投資方針
20年とか長いスパンなら、角川書店もスクウェア・エニックスも、仲良くソフトバンクの傘下に収まると予想します。
ソフトバンクとしてはNTTにだけは取られたくないでしょうから、北米投資などが落ち着いたら本腰を入れて来るでしょう。
ただ、当面は角川ドワンゴとソフトバンクがスクウェア・エニックスを引っ張り合うでしょう。
そして、小学館と任天堂が関係を深めている状況で生き残りが掛かっている分だけ、当面は角川ドワンゴ優勢と予想します。
と、ここまでは予想できますが…
スクウェア・エニックスに先回り投資をして得するかどうかに自信が有りません。
スクウェア・エニックスが抱えるゲーセンがお荷物です。
しばらくは趣味を兼ねて様子を探り、投資は控えます。
現在の布石
100株 109,902円 9477 ㈱KADOKAWA
100株 △72,728円 3715 ㈱ドワンゴ
100株 18,986円 9684 ㈱スクウェア・エニックス・ホールディングス
総投資額 56,160円
IP業界再編に絡む投資額は、今のところ小遣い銭の範囲です。
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関連銘柄:
KADOKAWA(9477) ドワンゴ(3715) スクエニHD(9684) ソフトバンクグループ(9984) -
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