西武ホールディングスは、23日の株式上場時に筆頭株主の米投資会社サーベラスが株を売却しないことになったと発表したそうです。
これまで1株2300円としていた想定価格を1600~1800円に引き下げたためとみられ、サーベラスは当面、約35%の株を保有し続けることになるようです。
サーベラスは上場と同時に株を売り、保有率を19%台に引き下げる方針でしたが、段階的に西武株を売却して日本市場から撤退する方針は変えておらず、値上がりを待って株を売るようです。
サーベラスは西武に対し、経営には関与せず、事業計画を支持する考えを伝えているそうです。
想定価格を引き下げたのは、3月に東証に上場した日立マクセル、ジャパンディスプレイがともに公募価格割れの出足となったためで、発行済み株式総数の23.64%が売り出される予定でしたが、8.14%にとどまることになるようです。
これで公募価格割れの可能性は多少は減ったのでしょうか。
9024:-円、 6810:1,750円、 6740:793円