そら豆の株予報さんのブログ
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QE3縮小は既に話題の中心でない
次期FRB議長イエレン氏の公聴会で
量的緩和(QE3)縮小の開始次期が遅くなる可能性が示唆され
市場は金融緩和継続を好感し、世界的に株高になった。
しかし、先週の日本株の展望で予想した通り
量的緩和縮小の後ろ倒しへの期待は徐々に薄れてゆき、
それにともない長期金利も上昇。
さらに小売売上高が予想より良い結果だったこと
FOMC議事録公開がやや鷹派的な内容だったことから
量的緩和の早期縮小観測が改めて浮上した。
量的緩和の継続を喜んで上昇したNY市場。
量的緩和の早期縮小の可能性が濃厚になれば、
今まで上昇してきたダウは下げそうにも思う。
しかしその後、木・金と2日連続で上昇し
ダウは1万6064ドルで終了している。
「量的緩和の縮小(=テーパリング)」が開始しても
FRBによる長期債券購入の規模が縮小されるだけだ。
規模が縮小して最後は債券購入がゼロになっても、
政策金利は当面ゼロ金利のままだ。
金融緩和は政策金利の引き上げで幕を閉じる。
政策金利の引き上げの目安となる
フォワードガイダンスの強化について議論され出した。
つまりは政策金利を引き上げるためには
より経済の回復が必要という話がされている。
株式市場は量的緩和縮小を早くも消化しつつあり、
金融引き締め(政策金利の引き上げ)までには
まだ相当の猶予があることを好感しはじめている。
ダウはついに7週連続の陽線。
日米ともに過熱感が警戒される株式市場。
さてどうなりますか、来週は。
「来週の日本株の展望」については、
先週ほどの大作にはならないけれど、書く予定です。
金融の引き締めがあっても、バブルになっていると1~2度は金利が上がっても
株は上昇したりすることもありますよね。
引き締めという話題が出始めたら、徐々に撤退も考えたほうが良いんでしょうね。
頭の隅にとどめて来週も頑張ります。
良い週末をお過ごしください。
100年に一度の金融危機だっただけに、