年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の
伊藤東大教授(有識者会合の座長)が今日テレ東の番組で
GPIFのポートフォリオについての具体的な数字を話した。
先日の会合や記者会見では発表されていないので、
まだ伊藤教授の私案という見方が多いが、
テレビというメディアで発表するほどなので、
この案をベースに話を進めていくつもりなんだろう。
< 現 在 >
国内債券60%、国内株式12%、外国債券11%、外国株式12%
<1~2年で>
国内債券35%、国内株式20%、外国債券20%、外国株式20%
国内債券を25%減らし、うち17%を外国株式と外国債券へ。
運用資産120兆円(今年6月現在)の17%で20兆円超。
この20兆円超はドル円のサポートとしてはかなり強力だ。
国内株式は8%増、120兆円の8%は9.6兆円。
海外マネーの今年の買い越し額が12兆円。
(個人は6兆円の売り越し、国内法人も5兆円の売り越し)
伊藤教授によると
海外の年金基金では債券全体で35%が平均的な姿らしい。
改定案でも国内債券35%+外国債券20%で55%。
上記の私案が決して高望みではないということになる。
来年の早い段階で、日経平均は
1万6000円~1万8000円のレンジへ移行してるかもしれない。
そうなると今の1万5000円台前半がすごく安く感じるのだろう。