中国の2013年上半期(1~6月)の金の消費量が前年同期比53.7%増の706トンに拡大したことが、業界団体「中国黄金協会」の統計で明らかになったそうです。
上半期だけで2012年通年の消費量に匹敵しており、2013年通年では千トンを超える見込みだそうです。
金の国際価格は今年に入り、ドル高に伴って下落しており、投資先としての魅力が低下し、世界的に売りが優勢となりましたが、中国では逆に、値下がりを受けた買い占めの動きが活発化したようです。
上半期の金の消費を分野別にみると、金の延べ棒向けが86.5%増と急拡大し、投資の需要が旺盛だったことを裏付けた形となったようです。
ネックレスなど装飾品向けも43.6%増と大幅なプラスでしたが、製造業の低迷を反映して工業用は1.6%減だったそうです。
中国国内の上半期の金生産量は8.9%増の193トンで、消費量の7割以上を海外から輸入しているとのことです。
逆バリということでしょうかね。