Abe_Reiji-2013さんのブログ
グローベックスを使ってSQは安くしたが、終値は続伸
こんばんは!
本日の東京市場はSQの算出日であったため、日経平均との関連が強い銘柄の多くは朝の寄り付きが圧倒的に出来高が突出した形となっています。
最近の東京市場は大幅に上昇しており、買い方優位が続いていた中でのSQだったせいか、清算値を低めに押さえ込みたい売り方が、日本の取引開始前である日本時間8時台(シカゴ時間18時台)にシカゴグローベックスの日経平均先物を下落させ、日本時間7:45(シカゴ時間17:45)の14,600円から日本時間9:00(シカゴ時間19:00)には14,465円まで急落させ、朝の寄り付きの初値を押さえ込もうとしたようです。
その結果、通常は、東証の日経平均の初値が昨晩のシカゴ日経平均先物の終値にさや寄せするのですが、朝の寄り付きの日経平均は9:00に約14,475円とそれよりも低くスタートし、9:03には日経平均先物価格は14,490円で実際の日経平均は14,503.68円となることになりましたから、売り方としては清算値を低めにする目的を一応果たせたといえそうです。
また、昨晩のNYダウは10日の晩にFRBのバーナンキ議長が金融緩和を続ける方針を示したことをリスク選好度が高まっていたところに現地時間朝方発表の新規失業保険申請件数が予想外に増加したことで緩和継続期待が高まったのか、終値で15,460.92ドル(前日15,291.66ドル、前日比+169.26ドル)と上昇しており、その時間帯のシカゴ日経平均先物が14,520円と前日の東証終値よりも上昇する形となったという材料があり、株価続伸の期待を持たせる面がありました。
しかし、一方では、9:06に98.66円の本日の取引時間中で最も円高ドル安となるなど円高が続いているという下落材料が朝方から存在し、さらに香港と上海市場の株価下落が加わった為に伸び悩むことになりました。
さらに、日経平均寄与度が最大となっているファーストリテイリングの業績が想定以下に終わったを受けて終値で前日比-2,250円と急落なったことが日経平均を押し下げたことや、3連休前の週末という日柄もあり、日経平均は上値を追い難い状況となっていました。
こうした材料を意識したのか、9:06に98.66円という本日の取引時間中で最も円高ドル安となると共に実際の日経平均の最高値14,417.30円をつけ、その後円高傾向の是正が起きて10:20に本日の取引時間中で最も円安ドル高の99.31円となったのと前後して10:14に本日の日経平均先物の最高値14,5790円と実際の日経平均の最高値14,574.17円をつけています。
この最高値の後も特に香港や上海などの中国株式市場が朝の寄り付きは前日比横ばいと下落していなかったため、その取引開始となった10:30頃までは日経平均は14,550円を水準を維持し、11:00過ぎまで15,525円を超え続けるなど安定していました。
ところが、その後は香港ハンセン指数やシカゴグローベックスのダウ平均先物価格がその後に急落した影響を受けて11:18に14,445.22円まで下落するなど前場は引けの頃まで低迷する形と成りました。
後場の寄り付きの時間に当たる12:30(香港時間11:30)にも香港が前場としての最安値水準となっていたことから低い水準で始まり、13:20頃から14:00頃に香港や上海などの中国株式市場が急落してそのまま低水準で推移したことや、円安ドル高が続いていたことの影響もあり、NYダウ終値の頃のシカゴ日経平均先物価格14,520円を少し上回る水準を高値、東証取引開始前後のシカゴ日経平均先物価格14,465円を上回る水準を安値とする停滞商状が続き、日経平均の終値は14,506.25円と前日比+33.67円(+0.23%)の僅かな上昇に留まりました。
この様に結果としてシカゴ時間16:10(NY時間17:10、日本時間6:10)の日経平均先物価格14,580円やNYダウ終値の頃の日経平均先物価格14,520円が上値の基準となった形となっています。
このような相場展開の結果、前日比で見た場合には日経平均は14,506.25円と前日比+33.67円(+0.23%)と若干上昇となりましたが、TOPIXは1,201.99で+7.22(+0.60%)、東証1部時価総額が前日比+0.54%、東証1部は値上がり銘柄数976(56%)で値下がり銘柄数603(35%)と値上がり銘柄数が上回り、東証2部時価総額が前日比+0.50%、大証1部時価総額が前日比+0.50%、大証2部時価総額が前日比+0.70%など東証や大証は全体としては幅広く買われて日経平均よりも大きく上昇する形となっています。
こうした幅広く買われていたことが日経平均寄与度が最大となっているファーストリテイリングが大幅下落したにも拘らず、日経平均が続伸出来た要因となったといえそうです。
また、JASDAQ指数が前日比+0.29%(JASDAQ TOP20が前日比+0.27%、JASDAQスタンダードが前日比+0.27%、JASDAQグロースが前日比+1.17%)、マザーズ指数が前日比+2.56%となっていますから、小型株・新興株についても全体としては上昇していますから大型株から小型株まで幅広く僅かながら値上がりが生じた形となっています。
なお、売買代金で見ると、東証1部が前日の2.23兆円から本日が2.29兆円とSQ算出で取引が増大しても良いのに薄商いが続いたほか、大証1部が前日の330.78億円から本日が338.84億円と大型株は薄商いの状況が続いています。
また、小型株や新興株が主体のJASDAQはスタンダードが前日の649.90億円から本日が724.44億円、グロースが前日の339.50億円から本日が248.64億円と小型株や新興株も同じように薄商いの状況が続いています。
この後はいつもと同じく中国株やシカゴグローベックスの動きと、定点観測的に見ている主要銘柄を見てまいりましょう。
こんばんは!
今は夏休み前で参議院選挙前ということで、二重の意味で強気のようですね。
どちらももう直ぐですし、名証のセミナーのアノーマリーもあるし、多くの人が考えていた今回の反転上昇の上限にほぼ達ているし…と考えると、この先に買い上がっていくのは危険な状況になり始めていますね。
上値追いするなら慎重に、そのリスクが怖ければ利益確定するくらいの時期かもしれませんね。
下落に巻き込まれないように上手く投資してまいりましょう!
おはようございます。
大きな反動もなく、上昇したことにびっくり。
強気みたいですが、バカンスの時期になってくると急落。
例年、名証のセミナーの後暴落です。
不動産大手3社共に日経平均の動きと同じように下記の共通項が見られます。
①SQ算出に伴う日経平均の攻防の影響から、朝の寄り付きの出来高が突出して大きくなった
②初値が本日の最高値となった
③朝の寄り付き直後の数分間で一気に急落し、本日の最安値をつけた
④終値が前日比マイナスとなった
この様に不動産業が早くから株価が値を戻した反動からか、本日は日経平均とは逆に朝の寄り付きの初値よりも終値が下落すると共に、前日比で下落する形となっています。
メガバンクについて見てみると、3行共に前日比プラスとなったものの、その動きは異なる形となっています。
三井住友と三菱UFJは本日のSQ算出に伴う日経平均の攻防の影響から朝の寄り付きの出来高が突出して大きくなっています。
しかし、三菱UFJこそ朝の寄り付きの初値が本日の最安値となっていますが、他の2行はザラ場の時間帯に本日の最安値をつけており、日経平均の値動きとは同じように放っていません。
また、みずほは本日もザラ場の中で最大の出来高を記録しており、ザラ場の取引が多めとなっているのは普段と同じで、SQ算出に伴う影響は見られません。
電機メーカー3社は朝の寄付きの出来高が突出して大きくなっており、SQ算出に伴う日経平均の攻防の影響が表れています。
しかし、日立は朝の寄り付きの初値が本日の最安値となっていますが、ソニーとシャープはザラ場の時間帯に本日の最安値をつけたという違いがあります。
なお、終値で見ると日立は前日比+9円と日経平均の上昇率を上回りましたが、シャープは前日比+1円と日経平均の上昇率を下回り、ソニーは前日比-9円と下落しており、明暗が分かれる結果となりました。
自動車メーカーは、3社共にSQだったせいか朝の寄り付きの出来高が大きくなっており、先物の清算値を巡る日経平均の攻防の影響が表れています。
特に、ホンダとトヨタは日経平均寄与度が比較的大きな銘柄であるせいか朝の寄り付きの出来高が突出して大きく、かつ初値は前日比マイナスで本日の最安値となっており、その後は急速に値を戻して終値が前日比プラスとなっています。
これに対して、マツダは初値も終値も前日比横ばいでしたが、ザラ場は出来高が他の2社よりも安定して大目で推移したものの、ほとんどの時間帯で前日比マイナスで推移するという弱含みとの値動きとなっているという違いがあります。
日経平均寄与度が比較的高いことで知られるほかの3社を見てみると、次のような居打つ点があります。
①朝の寄り付きの出来高が突出して大きくなって前日比マイナスで本日の最安値となった
②その後は前場のうちに急速に値を戻して前日比プラスとなって最高値をつけた
③後場は最高値こそつけなかったものの堅調に推移した
④終値が前日比プラスとなった
特に京セラは朝の寄り付きの初値が本日の最安値となる10,750円となって日経平均と同じく最安値をつけ、終値が10,960円と前日比+200円の上昇となって日経平均の上昇を牽引する形となっており、ファーストリテイリングの下落をカバーして日経平均を続伸させるのに大きく貢献しています。
これに対して信越化学やホンダは終値が前日比プラスであったものの、特に日経平均の上昇率を大きく上回ったわけではない点が京セラと異なっています。
なお、3社共に日経平均の寄与度が高い銘柄のせいか、普段は大引けでの出来高の急増して売り方と買い方が最後の激しい攻防を繰り広げられるのですが、本日はSQで朝の寄り付きがその対象となった為、朝の寄り付きの出来高が極端に突出した形になっています。
いつもの様に日経平均寄与度の大きい代表銘柄であるファーストリテイリングとファナックを見て行こうと思います。
日経平均寄与度が最大となっているファーストリテイリングは、業績が想定以下に終わったを受けて終値で前日比-2,250円と急落なっており、本日はいつもと違って日経平均を押し下げて大きく足を引っ張る形となっています。
これに対して、ファナックは朝の寄り付きの頃は9:02に14,810円と前日同時間比でスタートしましたが、その後は急速に値を戻して11:04には前場の最高値15,170円をつけ、後場に入ってからも14:08に本日の最高値15,250円を付けるなど堅調に推移して終値が15,180円と前日比+320円の上昇となって、日経平均の上昇を牽引する形となっています。
この様にファーストリテイリングとファナックの関係は昨日とは逆の形となっており、ファーストリテイリングの急落に対処する為にファナックが買い上がられた面があるかもしれません。
また、普段は両銘柄共に大引けで出来高が朝の寄付きよりも多くなっていますが、本日はSQの算出日である為、日経平均の攻防は朝の寄り付きの時間帯となっており、その出来高が突出する形となっています。
そして、その突出振りはファーストリテイリングの2日間チャートに明快に現れているとおり、普段の最大の出来高を大きく上回っています。
東京市場に大きな影響を与えるとされる中国関連の主要株式市場といえる上海・香港の株価、シカゴグローベックスのダウ平均先物の動きを確認したいと思います。
昨晩FRBのNYダウが続伸したことを受けて、香港のハンセン指数も上海総合指数も前日比ほぼ横ばいで始まりました。
しかし、香港のハンセン指数は、寄り付き直後の本日の最高値9:31の21,435.56香港ドルから9:40の21,312.11香港ドルへ9分ほどで約120香港ドル下落して前日比マイナスとなり、13:19の21,374.84香港ドルから13:54の21,280.80香港ドルへ約90香港ドル下落と上海総合指数が急落したのとほぼ同じ時間帯に急落し、終値が21,277.28香港ドルと前日比-160.21香港ドル(-0.75%)の下落で終わりました。
また、上海総合指数も10:09の2,074.36が本日の最高値となり、13:23の2,065.68までは前日比若干の下落で安定して推移していましたが、13:23の2,065.68から14:02に2,038.79と本日の最安値に近い水準まで約40分で約30ポイントの急落となり、その後はその水準で低迷したままとなったため、終値が2,039.48と前日比-33.50(-1.62%)の下落で終わっています。
なお、シカゴグローベックスのNYダウ先物価格は東証の取引時間中は約15,370ドルから約15,380ドルで安定指定推移しており、日本時間11:00(シカゴ時間21:00)から日本時間11:20(シカゴ時間21:20)に約15,383ドルから約15,373ドルへ10ドル下落したのが、日経平均の下落に関連したくらいで、その安定性が後場の日経平均の値幅を抑制して安定させる材料となったように思われます。
この様に、香港ハンセン指数やシカゴグローベックスのダウ平均先物価格が下落したことが11:00過ぎから11:18に日経平均の急落を、14:20(香港・上海時間13:20)頃から15:00(香港・上海時間14:00)頃の香港や上海などの下落が14:37から14:48までの日経平均の下落を各々招いたといえそうですので、本日も外部要因が日本市場を振り回したといえそうです。