Abe_Reiji-2013さんのブログ

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円も米国やアジアの株も高い3高で日経平均も上昇

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こんばんは!


本日の東京市場は海外市場の株価上昇と円高ドル安の進行という上昇要因と下降要因が存在した為、日経平均は朝の寄り付きの頃の下落から一転して終値は若干上昇して終えました。


昨晩のシカゴ日経平均先物はFRBのバーナンキ議長が金融緩和を続ける方針を示したことを受けて、NYダウがNY時間15:00(シカゴ時間14:00、日本時間3:00)終値で15,299ドル(前日15,222ドル、前日比+77ドル)と上昇したのですが、その頃のドル円が100.63円でシカゴダウ平均先物は約15,220ドルでシカゴ日経平均先物は14,280円となっていました。


通常は、東証の日経平均の初値が昨晩のシカゴ日経平均先物の終値にさや寄せするのですが、本日はNYダウがNY時間15:00(シカゴ時間14:00、日本時間3:00)終値となった時のシカゴ日経平均先物価格14,280円にさや寄せする形で、9:00に日経平均の初値14,275.26円となったほか、12:59に後場の最安値となった14,281.75円が同じ水準となっていますから、このNY終値の時点でのシカゴ日経平均先物価格が本日の最安値をサポートする形となりました。


これに対して、シカゴ時間16:10(NY時間17:10、日本時間6:10)で14,435円(前日14,415円、東証終値比+19円)というシカゴ日経平均先物価格は9:51につけた前場の最高値14,455.86円や、14:36につけた本日の最高値14,496.67円に近くなっており、初値がさや寄せしたのではなく、ザラ場につけた最高値の水準を決める形となっています。


NYダウ終値の頃のドル円が100.07円くらいで、シカゴ日経平均先物終値の頃のドル円が99.5円くらいと、何れも東証の日経平均の初値の頃のドル円が99.0円くらいと比べると円安ドル高だった為、さや寄せするシカゴ日経平均先物価格が普段と異なることになったようです。


なお、9:53につけた99.52円が本日の東証取引時間中で最も円安ドル高となっており、シカゴ日経平均先物終値の頃のドル円相場とほぼ同水準であったことが、同じ頃の9:51にシカゴ日経平均先物終値に近い水準であった前場の最高値14,455.86円をつけたのは、為替相場の影響が大きかったといえそうです。


日経平均がNYダウ終値の頃のシカゴ日経平均先物の水準となったのはドル円が99.0円くらいだった朝の寄り付きの9:00に初値の14,275.26円と、ドル円が98.6円くらいだった12:59に後場の最安値の14,281.75円となっており、何れも昨晩のNYダウ終値の時間帯のシカゴ日経平均先物価格がその時間帯よりも円高ドル安だったにも拘らず、実は本日の底値を形成した形と言えそうです。


この昨晩のNYダウ終値の時間帯よりも円高ドル安だったにも拘らず実は本日の底値を形成した理由として考えられるのは、朝の寄り付きの頃の円相場がシカゴ日経平均先物終値の頃と同じ水準にあったことや、その時間帯のシカゴグローベックスのNYダウ先物価格も堅調に推移し、後場の最安値の頃はシカゴ時間16:10(NY時間17:10、日本時間6:10)は約15,299ドルから約15,380ドルへさらに上昇していたから、この頃の水準から若干円高ドル安に進んでも影響を回避できるとの想定が働いたのかもしれません。


そして、日本時間13:30(シカゴ時間1:30、NY時間2:30)には約15,390ドルへさらに上昇していたこともあって少し値を戻していきました。


さらに14時過ぎからは前場の頃から前日比で大幅に上昇していた香港と上海市場の後場に入っても順調に株価を伸ばし、上海総合指数は日本時間14:53(上海時間13:53)に本日の最高値2,092.33となり、香港ハンセン指数も日本時間15:01(上海時間14:01)に本日の最高値21,449.04となるなど東証の大引けの頃の本日の最高値水準まで上昇して行きました。


また、円相場も14:07の98.27円を底にして反転上昇したことと先に述べた香港や上海の株高に支援されて急速に値を戻し、日経平均の終値は14,472.58円で前日比+55.98円(+0.39%)と若干上昇する形となりました。


このような相場展開の結果、前日比で見た場合には日経平均は14,472.58円で+55.98円(+0.39%)と若干上昇しましたが、TOPIXは1,194.77で-0.43(-0.04%)、東証1部時価総額が前日比-0.03%、東証1部は値上がり銘柄数754(43%)で値下がり銘柄数825(48%)と値下がり銘柄数が若干上回り、大証1部時価総額が前日比-0.36%、、大証2部時価総額が前日比-0.23%など東証1部や大証は全体としては売り買いが交錯して若干値下がりする形となっています。


また、JASDAQ指数が前日比+0.14%(JASDAQ TOP20が前日比-1.14%、JASDAQスタンダードが前日比+0.10%、JASDAQグロースが前日比+1.22%)、マザーズ指数が前日比+2.10%となっていますから、小型株・新興株についてはJASDAQ TOP20が前日比マイナスとなるなど一部では下落が見られるものの、全体としては上昇していますから大型株から小型株まで幅広く僅かながら値上がりが生じた形となっています。


なお、売買代金で見ると、東証1部が前日の2.29兆円から本日が2.23兆円、大証1部が前日の318.79億円から本日が330.78億円と大型株は薄商いの状況が続いています。


また、小型株や新興株が主体のJASDAQはスタンダードが前日の925.23億円から本日が649.90億円、グロースが前日の256.58億円から本日が339.50億円と小型株や新興株も同じように薄商いの状況が続いています。


なお、香港ハンセン指数は21,437.49香港ドルで前日比+532.93香港ドル(+2.55%)、上海総合指数は2,072.99で前日比+64.86(+3.23%)、東証大引け以降に若干得幅を縮めたとはいえ、前日比で大幅な上昇となっています。


この後はいつもと同じく中国株やシカゴグローベックスの動きと、定点観測的に見ている主要銘柄を見てまいりましょう。

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7件のコメントがあります
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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/11 23:47
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    不動産大手3社共に日経平均の動きと同じように下記の共通項が見られます。


    ①朝の寄り付きの初値よりも終値が高くなった


    ②朝方から上昇して9:39に前場の最高値をつけた


    ③12:45頃から14:40頃まで上昇して後場の最高値となった


    なお、三井不動産と三菱地所は大引けの出来高が朝の寄付きよりも多くなって本日最大となり、東急不動産は大引けの出来高が朝の寄付きよりも多くなって本日2番目となっており、3社共に最後の攻防の対象として売り方と買い方が激しく売買を行ったと推測されます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/11 23:46
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    メガバンクについて見てみる共に日経平均の動きと同じように下記の共通項が見られます。


    ①終値が朝の寄り付きの初値よりも高くなった


    ②13時台後半の後半から値を戻して14時台に本日の最高値をつけた


    ③大引けで出来高が急増して本日最大となっており、終値を巡る最後の攻防の対象となった


    ただし、終値は三井住友は前日比マイナス、三菱UFJは前日比横ばい、みずほは前日比プラスと前日比で見るとバラバラの結果となっています。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/11 23:45
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    電機メーカー3社は朝の寄付きの初値より終値が高く、14時前後から値を戻したという共通項が見られます。


    しかし、日立とシャープが前日比マイナスで終わったのに対して、ソニーは前日比+1円とはいえプラスで終えたという違いがあります。


    また、日立とソニーは日経平均が後場の最安値をつけた12:59に本日の最安値をつけ、その後14:35頃まで日経平均と共に値を戻していった点が共通しています。


    本日は大引けの出来高が朝の寄付きよりも多くなって本日最大となり、最後の攻防の対象として売り方と買い方が激しい攻防を繰り広げたのは海外でも著名なソニーとなっていますので、この攻防を行ったのは実は外国人投資家かもしれません。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/11 23:44
    132fe8ff2 A12e3c4f8 3b5e07e06 

    自動車メーカー3社は朝の寄り付きの初値が前日比マイナスで始まり、12:50過ぎに本日のザラ場の最安値をつけ、終値が初値より上昇して終えたのは共通しています。


    ホンダとトヨタは終値が前日比で若干下落していますが、マツダは終値が前日比で若干上昇しているという違いがあります。


    ホンダは朝の寄り付きの初値が前日比マイナスで始まり、終値の方が高くなったのは日経平均と同じですが、日経平均が後場の最安値をつけた12:59に本日の最安値をつけ、13時台後半からの値戻しには追随して値を戻し、大引け直前の14:59の3,785円から若干上昇した終値で3,790円と直前よりも上昇しており、日経平均の動きとは必ずしも一致しない形となっています。


    なお、ホンダは日経平均寄与度が高いことからその攻防の中心の一つとなったため大引けの出来高が朝の寄付きよりも多くなって本日最大となり、トヨタは大引けの出来高が朝の寄り付きより少ないもののほぼ同水準となっており、最後の攻防の一環として売り方と買い方が争う舞台となったと思われます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/11 23:43
    A54f4256a Fdddab4e3 A12e3c4f8 

    日経平均寄与度が比較的高いことで知られるほかの3社を見てみると、共に終値が前日比マイナスとなって日経平均の上昇とは反対の結果となりましたが、値動きはバラバラの形となっています。


    京セラは朝の寄り付きの初値が本日の最安値となる10,600円となって12:59に日経平均と同じく後場の最安値をつけ、14時前後から大引けまで右肩上がりとなって値を戻し、終値が本日の最高値より少し低いレベルまで上昇するなど日中の値動きは日経平均とほぼ同じとなりました。


    これに対して信越化学は朝の寄り付きの初値こそ前日比プラスで始まったものの、日経平均が後場の最安値をつけた12:59に本日の最安値をつけ、13時台後半からの値戻しには追随して14:36に本日の最高値をつけましたが、その後は反落して大引け直前の14:59には6,850円まで反落した後、終値で6,880円まで戻しており、日経平均の動きとは必ずしも一致しない形となっています。


    また、ホンダは朝の寄り付きの初値が前日比マイナスで始まり、終値の方が高くなったのは日経平均と同じですが、日経平均が後場の最安値をつけた12:59に本日の最安値をつけ、13時台後半からの値戻しには追随して値を戻し、大引け直前の14:59の3,785円から若干上昇した終値で3,790円と直前よりも上昇しており、日経平均の動きとは必ずしも一致しない形となっています。


    しかし、3社共に日経平均の寄与度が高い銘柄のせいか、いつもの様に大引けでの出来高の急増して大引け直前の14:59から若干上昇しており、売り方と買い方が最後の激しい攻防を繰り広げてやや買い方が勝つ形となったと思われます。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/11 23:41
    2d6d87535 A247f33e8 

    いつもの様に日経平均寄与度の大きい代表銘柄であるファーストリテイリングとファナックを見て行こうと思います。


    やはり日経平均を代表する銘柄だけに、ファーストリテイリングとファナックは共に朝の寄り付きの初値よりも終値が高くなっており、14時前後から大引けまで右肩上がりに上昇したのは日経平均の動きとほぼ同じとなっています。


    しかし、ファーストリテイリングは朝の寄り付きの初値が前日比マイナスで本日の最安値となった後はほぼ右肩上がりに値を戻し、朝の初値の37,350円から終値の38,700円まで1,350円上昇して日経平均が前日比プラスへ転換する動きを牽引しています。


    これに対して、ファナックは朝の寄り付きの初値が前日比+10円のプラスで始まって日経平均の値下がりを引き止める役割を果たしたものの、日経平均の後場の最安値をつけた頃である12:59に本日の最安値を付け、終値が14,860円と初値の14,770から僅か90円の上昇に留まるなどその後の値戻しを牽引することはありませんでした。


    しかし、両銘柄共に終値が前日比プラスで、大引けで出来高が朝の寄付きよりも多くなっていますので、いつもの様に日経平均の最後の攻防の対象となったと見ることが出来そうです。

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    Abe_Reiji-2013さん
    2013/7/11 23:38
    19209b2da 2489f8c93 4b7faa48d 

    東京市場に大きな影響を与えるとされる中国関連の主要株式市場といえる上海・香港の株価、シカゴグローベックスのダウ平均先物の動きを確認したいと思います。


    昨晩FRBのバーナンキ議長が金融緩和を続ける方針を示したことを受けて、香港のハンセン指数も上海総合指数も前日比プラスと比較的堅調に推移して始まってその後も右肩上がりとなり、上海総合指数は日本時間14:53(上海時間13:53)に本日の最高値2,092.33となり、香港ハンセン指数も日本時間15:01(上海時間14:01)に本日の最高値21,449.04香港ドルとなるなど東証の大引けの頃まで上昇し続けました。


    シカゴグローベックスのNYダウ先物価格も堅調に推移して、日本時間6:10(シカゴ時間16:10、NY時間17:10)は約15,299ドルから日本時間13:00(シカゴ時間1:00、NY時間2:00)に約15,380ドルへさらに上昇し、日本時間13:30(シカゴ時間1:30、NY時間2:30)には約15,390ドルへさらに上昇していました。


    こうした為替相場以外の外部要因が本日は上昇材料となっていたことが日経平均を最終的に上昇させることになったと思われます。