Abe_Reiji-2013さんのブログ
中国発世界株安と誤解させられ暴落も、中国株は上昇!
こんばんは!
本日の東京市場は昨晩のシカゴ日経平均先物終値13,180円(その頃のドル円97.7円)にさや寄せする形よりも上昇して日経平均が前日比+200円を超えて始まりました。
ところが、香港市場などが開いた後の下落への恐怖感からか9:54頃をピークに伸び悩み始めました。
その後香港市場や上海市場などが開いた10:30頃から11:30頃までの先物への大きな売り仕掛けに釣られて急落しております。
しかし、上海総合指数 (SHCOMP) 指数は前日比プラス10ポイントくらい上昇して始まり、一旦前日比マイナス18ポイント近くまで急落したものの、11:00少し前には一時プラス20ポイント近く上昇、その後は再び急落して東証の前場の引けに当たる11:30頃に1,922.82という前日比マイナス約18ポイントの本日の最安値をつけており、この情報とそれをバックとした売り仕掛けが東証の参加者を不安に陥れたようです。
ところが、日本よりも中国本土の影響を受け易い香港のハンセン指数は前日比200香港ドル以上の上昇で始まっており、本日の最安値となった11:20頃で19,913.98香港ドルと前日比50香港ドル以上のプラスで、東証の前場の引けに当たる11:30頃でも100香港ドル以上の上昇へと上昇率を戻しており、東証の様な上海総合指数 (SHCOMP) 指数に過剰に引き摺られて下落幅を広げる展開にはなっていません。(こうした中国市場については後ほど出来高付きのチャート共に説明します)
実はこの間にシカゴグローベックスの米国株式指数先物価格が出来高を急増させながら急落を演じています。(後ほど出来高付きのチャート共に解説します)
こうした米国株先物の下落も並行して起こされることにより、中国発の世界的な株価下落を想起させられて恐怖心がおきたのか、どんどん下落してしまったのです。
前日に後場が香港のハンセン指数が下落したことを受けてギャップダウンして始まったことを思い出して、急落を恐れているのかもしれませんが、日本よりも中国本土の影響を受け易い香港のハンセン指数が時上昇を保っている間に日経平均が前日比マイナスに転落しているのは恐怖心を煽られた以外には意味不明です。
後場に入ってからもこうした中国株下落の影に怯え続け、14:00に始まった上海総合指数 (SHCOMP) 指数が前日比マイナスのまま東証の大引けの15:00まで続いたことを材料として売り方優位が続いて日経平均は12,834.01円と前日比-135.33円(-1.04%)の続落に終わってしまいました。
ところが、同じく14:00から始まった香港のハンセン指数は東証の大引けの15:00までの間のほとんどの時間帯で200香港ドル以上の上昇を保って上海総合指数 (SHCOMP) 指数のマイナスの影響を受けていません。
そして、他の下落要因とされる為替相場では日本時間14:30(シカゴ時間0:30)頃にシカゴのドル円先物で続けざまに出来高が増えて約97.8円から約97.4円まで急落し、確かに朝方よりも円安ドル高となっていますが、特に前日同時間頃にほぼ同水準となっていたので大きな変化はありません。(こちらも後ほど出来高付きのチャート共に説明します)
ところが、こうした為替市場でのドルの売り仕掛けと合せる形で、14:30過ぎ頃から日経平均先物の出来高が増えて一気に急落し、買い方の仕掛けによる急激な値戻しがほぼ皆無となっていることから判る通り、大引け前の約30分間は売り方の完全な優位に終わってしまっています。
さらに大引けの時間にも先物にも大きな出来高を伴った仕掛け的な売りが入って日経平均先物などが急落したほか、後ほど個別銘柄を確認していく中で述べますが、個別銘柄も大引けで出来高が急増すると共に終値が急落しているケースが多いことから判る通り、最後にも売り方による売り仕掛けが為されて一段と下落し、日経平均は12,834.01円と前日比-135.33円(-1.04%)という比較的大きな続落に追い込まれてしまっています。
なお、東証の大引けの頃のシカゴグローベックスの米国株式指数先物も後ほど出来高付きのチャート共に説明しますが、3種類共に前日比0.2%以下の小反落に留まっていて大きな下落は見られませんので、世界的な株安の連鎖ということでもありませんし、上海株が前日比マイナスになっていたといっても日本よりも中国本土の影響を受け易い香港のハンセン指数は上昇していたのですから、東京市場は上海の下落を材料とした先物筋に煽られて過剰反応して怯えて下落したとしか思えません。
さらに奇妙なことに、日本時間16:00の終値では東京市場が下落に怯えた筈の上海総合指数 (SHCOMP) 指数が1,951.50と前日比+1.084(0.056%)と極めて僅かながらプラスとなり、香港のハンセン指数に至っては20,210.78香港ドルで前日比+355.060香港ドル(1.788%)のプラスと比較的大幅に上昇となっており、中国要因で東京市場が暴落したのがうその様な結果となっています。
この様にいろいろと見て行くと、一体私達東京市場の参加者は一体何に怯えていたのか、苦笑するしかないような変な相場となってしまったのです。
日本の株式市場を終値で見ると、日経平均は前日比-1.04%(6月25日-0.72%)と6月25日よりも下落率が大きくなっていますが、TOPIXは前日比-1.01%(6月25日-1.59%)、東証1部の時価総額は前日比-0.92%(6月25日-1.02%)、大証1部の時価総額は前日比-0.34%(6月25日-1.59%)となっており、時価総額の大きな主力株の下落は日経平均よりも小さく、かつ、前日6月25日よりも下落率が小さく終わったことが判ります。
しかし、東証一部の値下がり銘柄が1,394(81%)と前日よりも多くの銘柄が下落していることから判る通り、今日の方が前日よりもより幅広い銘柄が値下がりしたという特徴があります。
また、東証2部の時価総額は前日比-1.55%(6月25日-1.32%)、大証2部の時価総額は前日比-2.15%(6月25日-1.98%)、JASDAQ平均は前日比-3.31%(6月25日-1.76%)、マザーズ指数は前日比-11.62%(6月25日-2.96%)と軒並み日経平均を上回る下落となっており、小型株は前日よりも下落率が拡大するなど幅広く売られて大きく下落しまったことが判ります。
なお、売買代金で見ると、東証1部が前日の2.29兆円からさらに減少して1.91兆円、大証1部が前日の391.69億円からさらに減少して341.38億円に留まったように主力の大型株については薄商いが続いています。
ところが、大型主力株とは対照的に小型株や新興株が主体のJASDAQはスタンダードが前日の760.57億円から970.30億円へ増加してS指数が-3.70%(6月25日-2.21%)と下落、グロースが前日の84.73億円から96.43億円へへ増加してG指数が-14.48%(6月25日-6.90%)と下落、そしてJQ-TOP20も-18.11%(6月25日-2.21%)と下落となっており、JASDAQの指数は軒並み前日6月25日よりも下落率が急拡大しています。
この点は同じく小型株や新興株が主体の東証マザーズでも同様であり、マザーズ指数は前日6月25日の-2.96%から-11.62%へ下落率が急拡大していますから、急激な小型株売りが広がったことが判ります。
この要因が見切売りや追証に伴う処分の売りを伴って小型株が下落したのか、仕掛け的な売りによって出来高が増えながら下落したのかは不明ですが、個人投資家の保有と売買が比較的多い市場とされているだけにその影響が心配されるところです。
では、この後は中国株の指数やドル円先物、そして米国株指数先物の動きを見た後に、いつもの様に主な銘柄の動きを確認して参りたいと思います。
本日の東京市場に大きな影響を与えたとされる為替相場と上海・香港市場の株価の動きを確認したいと思います。
為替相場では日本時間14:30(シカゴ時間0:30)頃にシカゴのドル円先物で続けざまに出来高が増えて円高ドル安が急速に進んでいますから、東証での後場での先物への売り仕掛けが急増し始めるタイミングと一致しており、先物と為替の両面で仕掛けを同時に行って一気に急落を狙ったことが明確に現れています。
中国の株式市場について見て行くと、上海総合指数 (SHCOMP) 指数は前日比プラス10ポイントくらい上昇して始まり、一旦前日比マイナス18ポイント近くまで急落したものの、11:00少し前には一時プラス20ポイント近く上昇、その後は再び急落とジェットコースターの様に変化しています。
ところが、日本よりも中国本土の影響を受け易い香港のハンセン指数は前日比200香港ドル以上の上昇で始まっており、本日の最安値となった11:20頃で19,913.98香港ドルと前日比50香港ドル以上のプラスで、東証の前場の引けに当たる11:30頃でも100香港ドル以上の上昇へ戻っており、上海が下落に転じた影響はせいぜい上昇幅を縮めた位に留まっています。
さらに奇妙なことに、日本時間16:00の終値では東京市場が下落に怯えた筈の上海総合指数 (SHCOMP) 指数が1,951.50と前日比+1.084(0.056%)と極めて僅かながらプラスとなり、香港のハンセン指数に至っては20,210.78香港ドルで前日比+355.060香港ドル(1.788%)のプラスと比較的大幅に上昇となっており、中国要因で東京市場が暴落したのがうその様な結果となっています。
これらを見て行くと、単に上海株を中心とした中国本土株の下落を材料にしつつ、為替相場や先物を使って日本の株式市場を狙い撃ちして下落させただけであることが明快になるかと思います。
次に東証の取引時間帯にも売買が行われているシカゴグローベックスの米国株式指数先物価格の動きを見て行きたいと思います。
ダウ平均、S&P500、NASDAQの何れの先物も日本時間10:00(シカゴ時間20:00)頃から下落し始めて日本時間10:30(シカゴ時間20:30)頃に急落してその後一旦値を戻し、日本時間11:00(シカゴ時間21:00)頃に再び急落してさらにダメ押しするかのように日本時間11:30(シカゴ時間21:30)頃に出来高が急増しながら本日の東証の取引時間帯の最安値まで急落しています。
この日本時間11:30(シカゴ時間21:30)は東証の前場の引けに当たる時間ですから、そのタイミングで中国発の株安が米国市場に連鎖していくように見える米国株先物価格の急落が起きたことで、日本市場の機関投資家も恐れおののき、売り仕掛けへの抵抗が難しくなってしまったのでしょう。
そのことが、先の説明した後場での為替相場の急変と共に売り仕掛けた際の買い方による反撃をほぼ皆無としてしまうほどの恐怖心を呼び起こす伏線になったと思われます。
では、いつもの様に主な銘柄の動きを確認して参りたいと思います。
いつもの様に日経平均寄与度の大きい代表銘柄であるファーストリテイリングとファナックを見て行こうと思います。
やはり日経平均寄与度が代表銘柄ということもあり、両銘柄共に朝の寄り付きから前場の引けに掛けて基本的に右肩下がりに下落しています。
そして、後場の寄り付きから株価が低迷した後に13:00頃から値戻しして14:10頃まで後場としては高めで推移し、14:30過ぎ頃から急落してそのまま回復することなく、大引けで出来高が急増しながら低い終値となったのは日経平均とほぼ同じです。
しかし、ファーストリテイリングが前日比+100円と上昇したのに対して、ファナックは最近の世界の株価や経済の低迷に伴う設備投資の伸び悩みへの懸念からか前日比-230円とマイナスに沈んだままに終わっており、明暗がくっきり分かれています。
そして、ファナックと類似業種の森精機も同じように前日比-13円と下落したまま終わっていることからも、設備投資関連は先行きの不透明さが懸念材料となっていることは明らかなように思われます。
なお、今日も大引けで出来高が急増しており、機関投資家同士の最後の株価の攻防が行われたことを物語っているように思われます。
日経平均寄与度が比較的高いことで知られるほかの3社を見てみると、何れも日経平均の動きとほぼ連動する形となっています。
また、京セラが前日比-20円でホンダが前日比-5円と共に小幅ながら下落したのに対して、信越化学は前日比+130円と上昇しているという違いがあります。
3社共に大引けの出来高が急増して直前より終値が下落しており、最後の攻防で売り方優位となっていたことは共通しています。
自動車メーカー3社について見てみると、前場の引けに掛けて急落したことや13:00頃から14:30頃まで後場としては高めに推移し、朝の寄付きよりも終値が下落していて日経平均の動きと似ているのは同じです。
しかし、後場に入ってから為替相場が朝方よりも円高ドル安となったことに影響されたのか、輸出比率が高いマツダは他の2社よりも13:00頃から14:30頃までの値戻しが小さめに終わっているという特徴があります。
ホンダはやはり日経平均寄与度が高い銘柄のせいか、大引けの出来高増加が他の2社よりも極端で、かつ3,500円の大台を割込まされるなど、最後の値戻しがやや激しく行われたように見えます。
本日はソニーは前日比+28円の上昇となっていますが、日立は前日比-8円で約1.3%、シャープは前日比-14円で約4.7%と下落しており、明暗が分かれる結果となりました。
今日はソニーと日立は朝の寄付きよりも大引けの出来高が大きくなって終値が下落しており、上昇銘柄と主力大型株に対して最後の値崩しを狙った売り仕掛けが行われたと思われます。
メガバンクについて見てみると三井住友が前日比+25円で三菱UFJが前日比+3円と上昇し、みずほが横ばいと3行共に終値が前日を割り込まずに終えることが出来ています。
ただし、三菱UFJは大引けで出来高が朝の寄付きよりも多い本日最大となり、三井住友は大引けで出来高が朝の寄付きに次ぐ大きさとなって下落し、最後の機関投資家同士の攻防が行われたと推測されます。
しかし、みずほは大引けの出来高も極端に増えず、株価も下落したといっても1円と売りと買いの指値の差のままとなっており、そうした攻防の対象となっていないと推測され、今日も個人投資家のザラ場の売買が中心の独自の値動きとなっていたようです。
不動産大手3社について見てみると、三井不動産は前日比+4円と僅かながら上昇しましたが、三菱地所は前日比-22円、東急不動産は前日比-25円と終値で下落していて明暗が分かれる結果となりました。
3社共に不動産取得への政府の支援策という材料をバックに朝の寄付きの初値が前日比プラスで始まり、9:07頃まで急上昇した後に日経平均の動きと同じく右肩下がりに推移しています。
三井不動産と三菱地所は9:07頃の本日の最高値から約4%の下落に留まっていますが、東急不動産は約6%の下落となって終値も前日比約3%と下落率が大きくなっており、やはり最近の金利上昇懸念が3社の中で財務が最も脆弱な等級の下落を大きくすることに繋がっているように見えます。
この様に本日は中国発の世界株安の恐怖を想起させることに成功した売り方の完全なる勝利となって、香港も上海も株価が上昇したにも関らず日本市場だけが下落するという奇妙で後味が悪い相場となったのは、私達日本人としては非常に残念なことと思います。
海外の相場や仕掛け的な動きについて、機関投資家や私達個人投資家を含めた日本の株式市場参加者がもっときちんと正確に把握して、無駄に動揺しないように気をつけることが必要と感じさせられる1日でした。
こんばんは。
昨日、今日と明らかに日経は短期筋、ヘッジファンドの悪意な操作でやられています。
特に個人投資家の被害が甚大で後々株価の上昇に影響が出るのではと案じています。
江戸時代でも百姓は「生かさず殺さず」と扱われましたが、今日のヘッジファンドは皆殺しにして有り金残らず奪うように思えました。
上海市場を過大な恐怖感で煽るのが今の現状のようですね。
こんばんは!
本当に今日は酷い相場でしたね…
これでは、個人投資家が特に大損しまくって退場に追い込まれそうで心配です。
上海がネタに使われて個人投資家が右往左往するだけならわかるけど、海外の情報を入手できる機関投資家まできちんと確認せずに一緒に振り回されるのだけは勘弁して欲しいです。
上海が本当に危機的だったら、中国と密接で情報を持っている香港が前日比プラスであるはずないことくらい気が付かないなら、海外のリアルタイム情報はないほうが落ち着いて売買できてよほどマシかもしれませんね。
実に嘆かわしく、馬鹿馬鹿しい相場でそれに振り回されて退場する個人投資家が少なくて済むことを祈らずにいられません。
最悪ですね。
寄り付き前ならシカゴ先物、外国証券の動き、NYダウ、ドル円などからそこそこNKはプラスかと思えば、終値ー135.33円。
しかし、問題なのはその数値ではなくバイオなど極端に下落したことでした。
このNKのマイナス以上に日本を引っ張る銘柄の下落の大きさに唖然です。
しかし、ここまで落ちる根拠があるとは思えず、やはり下落ネタにヘッジファンドなど高速取引の影響だろうと思います。
個人弱小投資家は餌状態に見えます。
こんばんは!
今日の相場は振り回され過ぎていて、悲しくなりますね…
個人投資家が海外情報をきちんと把握できないのはある程度仕方ないと思いますが、機関投資家までそんな風になってしまったら、個人投資家は動きに惑わされるは、追証やロスカットの嵐に見舞われるは…で大変なことになってしまいます。
今日の暴落は大型の主力株にもダメージがありますが、それ以上に新興株と小型株を好む人たちに大きな痛手となるから、それらの相場動かなくなるくらいにならないか心配ですね。
気をつけて参りましょう…生き残って利益を上げていく為に!
こんばんは!
私も最近は全く意味が判らない動きがしばしばあるので、必死になって調べて分析しているのが実情です。
仕掛けはほぼこの想定であっていると思いますが、中国に詳しい香港人が売っていないのに日本が大慌てしたのは、良く判りませんでした…
お互いに流れに逆らわずに上手く乗ってまいりましょうね!
そうそう、本当に個人投資家が退場しすぎると心配ですね…明日以降の相場を落ち着かせて、彼らが追証から脱出することを祈らずにいられません。
おはようございます。
昨日の上海の下髭で音がして、上昇に転じそうですね。
米国は国債無事通過して、株価は上昇。
しばらくドル高株高のようです。
長期トレンドは円安株高ですね。
おはようございます。
昨晩の米国を見ていても株高ドル高状況が続いているから、仰るとおり今日も素直に朝の寄り付きは上昇して始まりそうですね…
東証で問題があるとすれば、朝の寄り付きはシカゴの流れを引継いで前日比プラスで始まるのに終値が前日比マイナスに転じるパターンを数日間繰り返したことで、参加者の疑心暗鬼がどんどん高まっていそうな点でしょうね。
そろそろ海外の機関投資家に情報操作されて弄ばれることから卒業しないといけませんね。