5月30日の東京の株式市場の数字を念のため確認すると、表記の様な特徴がある。
日経平均 13,589.03 -737.43 -5.15%
TOPIX 1,134.42 -44.45 -3.77%
東証1部時価総額 3,938,874億円 -152,285億円 -3.72%
このように日経平均が5%強の下落にも関らずTOPIXや東証一部時価総額は3.7%下落となっている。
つまり、主力の大型株はイメージより下げていないのである。
実際、日経平均の下落への寄与は、トップのファーストリテイリングが約167円となっており、
それ故にファーストリテイリングが11%・4,000円を超える暴落をして、
相場を牽引した影響が強く表れているといえる展開になっているのだ。
ということは、日経平均が15000円後半に突入した最後のほうの上昇局面において、
このファーストリテイリングが大きく上昇することにより相場を牽引したのが、
見事に反転している状況にあるといえるのである。
このことが示すのは、プロの先物も動かす資金力豊かな機関投資家が下げを意識した相場展開を進めているということだろう。
明日はある程度反発すると思われるが、過剰な期待は禁物な様に分析すると思えるのだ。
しばらくは下げを強く意識したポジショニングが必要かもしれないと思わされる動きである。