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ETF権利落ちのせい?
日経平均が軟調なのは、ETF分配金の権利落ちで解消売りが出てるためでしょうか。先週から、裁定買い残の現物をETFに組み入れて分配金を取りにいく動きがあるとの解説を何箇所かで読んだような。仕組みはよくわかりませんが、先物売りというよりも現物が売られてる感じですね。(先物と現物の鞘が大きくて、現物からズルズル下げていく印象)
テレビ東京は糸山氏の「もうブチ切れた。保有株全部売っちゃる」発言で大幅に下げてて、これって相場操縦だと思うんですが・・・あの方は何やっても許されるんですかね。
僕はヒット株式教室で読みました。
下記リンク先にある2007年6月27日(水)の記事です。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/family-mn/hit1.htm
機関投資家はこういうズルが出来ちゃいますからねぇ。金融業界のモラルに欠ける慣習みたいなものって、一般人には知らされること無く、なあなあで済ませているのが多そうですよね。
配当二重取りにつながり
個人投資家が不利益を被っているとの指摘も出ている件、
日経7/4の
日経平均連動ETF、分配金の希薄化顕著に、
機関投資家の動き影響
読みましたが・・
こうした4月以降に設定されたETFが
分配金を受け取るのは不平等との指摘は当然で、
これに対し、日興アセットは「基準価額などで調整され、
不平等が起こらない設計になっているが、
口数が増えた場合は分配金は減る」(商品企画部)
との説明では、個人投資家に
納得いく説明責任を果たしているのでしょうか?
Kabu.comの山田 勉氏も、
ニュースを読む~配当二重取りなんて許されるか!
と・・
7/4の日経新聞マーケット面にもあったが、「日経平均連動ETFを使った配当二重取り」、そんな小賢しいテクニックが通用するなんて、本来ありえない。ETF組成の投信会社は何を利益供与のようなことをやってるんだ、という感じ。ETFは日経平均など指数の構成銘柄そのままのポートフォリオだが、特定投資家がそんなポートフォリオを保有して3月権利確定で配当をGET、7月のETF決算日の前にその現物株ポートフォリオのまま投信会社に拠出してETF受益証券で受け取り、その分配金(配当が原資)までGETする、あまりに馬鹿にした方法。プロの投資家がこんな姑息なことをやって良心が咎めないのか?と思うのだが、実際、財務省発表の対内株式投資では6/17-23「外国人(非居住者)4405億円売り越し」で6/24-30「4149億円買い越し」であった。昨日TVで「ETFの打ち返しと思われる」、と思い切って云ったのだが、同時期の三市場・投資主体別の売買動向で外国人が6/18-22「2372億円買い越し」で6/25-29「309億円買い越し」であったことを確認してやっぱり、と。現物ポート拠出とETF受け取りは市場を通じていないからだ。既存のETFホルダーは本来貰うべき分配金の幾らかを彼らにかすめ取られたことになる。ETFの信頼性に関わる重大な問題、無視されて良い筈がないと考える。・・
確かに!
http://www.mof.go.jp/shoutou/week0725.htm
外国人売買動向が、財務省発表のと東証発表のとで大幅にずれていた理由はこれだったんですね。こんな大きな金額でズルをやってるなんて・・・早急にこういうことは出来ない制度にしないといけないですね。
よろしければ、私の記事↓をご覧ください。
ETFの「配当二重取り」とは何だったのか
http://minkabu.jp/blog/show/5200