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miyakenさんのブログ

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ETFの「配当二重取り」とは何だったのか

ETFの分配金権利は、年1回7月上旬に落ちる。この権利を狙ったETF設定が毎年恒例となっている。この現象は、日経225に連動するETFにおいて特に顕著だ。既存のETF投資家は、この現象をどう評価すればいいのだろうか?

ごちゃごちゃ説明するのは面倒なので、細かい説明は参考リンクに任せ、結論だけ言います。

(1)「配当金二重取り」によってETF分配金が薄まっても、既存のETF投資家にとっては有利でも不利でもない。細かいことを言えば、課税が先送りになるので有利に働くとみるべき。

(2)「配当金二重取り」は、キャピタルゲインをインカムゲインに変換する作用がある。一般的に、金融法人は会計上の理由からインカムゲインを重視する傾向にある。一般的なETF投資家にはこのような理由はないだろう。

(3)「3月個別株式配当権利落ち~6月末の配当額確定」までの期間は、ETFの資産の中で「未収配当金」が最も多くなる期間である。
「未収配当金」の評価額は「予想配当金」の90%として評価されているので、この期間のETF基準価格は3月配当落ち額の10%程度(元本の0.05%程度と推定)割安に評価されていると考えることができる。この期間に大口投資家がETFを設定すれば、
 設定するETF受益証券口数=現物バスケット価格÷基準価格
という関係式により基準価格が割安に計算されるために、設定するETF口数が多くなってしまう。多めに発行されたETF口数が大口機関投資家の利益になる。この利益は、全ETF投資家が負担している。既存のETF投資家は損している。
なお、今月から90%評価ではなく100%評価になるので、次回からは損はしなくなる模様。ただし、配当金の上方修正がされたら損するのはこれまでどおり。

参考リンク
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000057-reu-bus_all
http://plaza.rakuten.co.jp/usikuma/diary/200707060009/
http://www.nikkoam.com/products/etf/info/etf050713.pdf
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/etf_e285.html
http://www.nomura-am.co.jp/fund/pros_gen/Y1141321.pdf の24ページの<注記事項>
http://www.infobank.co.jp/seido/news/seido_ITA.htm 「投資信託に関する会計規則に関する細則」等の一部改正について (2007年1月19日発表)
http://live25.2ch.net/test/read.cgi/market/1182311690/ 2ちゃんねる、投資板、ETFスレ(過去ログ含む)
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    ETF
登録日時:2007/07/08(11:50)

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このブログへのコメント

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    2007/07/08(23:26)
    詳しい情報ありがとうございます。供出される現物の時価を基準価額で割られてETFの割り当て口数が決められるのなら、(予想配当金と実際の配当金のブレの問題を除けば)ネットでは同じ価値になりますね。株数ベースで割り当て口数が決められると思ってました。ということは、機関投資家が分配金取りを繰り返せば繰り返すほど、ETF基準価額と実際の指数との鞘は大きくなっていくということですね。
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    2007/07/09(00:02)
    そのとおりです。

    ETF基準価額と実際の指数とがどんどん乖離していっても上場廃止基準にはなりません。信託財産の構成や指数との相関度を基準としています。

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