モウ山 ウシ象さんのブログ
負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望107
FOMC声明は、コピペで十分のようである。前回から、ほとんど変わり映えのしない文章であった。
日銀法を改正するつもりは当面ないと、麻生財務相による発言があった。これは、日銀法を改正するよりも、改正をちらつかせることにより、恐怖心を与えたほうが、有効であると判断したのかもしれない。
アメリカの財政赤字と、日本の財政赤字。もともと、問題になっているものであるが、アメリカは、それをアメリカ国内で、消費しきれていないが、日本は、それを日本国内で、消費している。だから、日本は安心であるとされてきたが、現在の円安は、アベノミクスを好感したものであるとされているが、好感されているというよりも、日本が、今後、景気対策で、振り出す国債の額を懸念してのものである。好感でなく懸念である。
85~90、100、110が現在とりざされている。対ドルの円のレートであるが、ひょっとすると、日本は、円高介入する必要がしょうじてくるかもしれない。92円前半ぐらいで、90円割るか割らないかぐらいでの動きになるかと予想していたが、さらに、円安が進みそうである。
つまり、日本が財政破綻すると騒がれはじめることになるのだろう。そうであれば、一方的な円安である。それを止めるために、円高介入が必要になってくる可能性が生じてくるということになる。
介入は、通貨高に誘導するほうが難しい(かつて、韓国のウォンが売り崩され、韓国は、他国の通貨を持っていなかったので、ウォンの値段を維持できなかった)。ただし、日本は、他国通貨を、かなり、購入しているので、防戦できる。
それはさておき、しばらく、株高は続きそうであるが、2月は、調整の月とされているので、いくらぐらい下落するか、あるいは、買い遅れ組が、買いを入れ、株価が維持されるか。
来週は、イギリス中銀とECBの政策金利の発表がある(2月7日)。これが山場になりそうであるが、ユーロが、買われているので、政策金利のあとの値動きに注意をはらう必要がある。いったん、ユーロが売られ、そのあと、買い戻されると考えているが、2月は、イタリア議会選挙がある。これに対する短期的な動きがどうなるかに注意である。
<為替相場>
ドル円 91.20~93.80
ユーロ円 122.20~128.20
ユーロドル 1.3350~1.3850
読みにくい相場展開である。どちらかというと、素直についていくべきであると考えているが、円の動きが激しすぎる。今まで、うんともすんともいわなかったが、いきなり、この動きである。
今週は、7日のECBに対する、動きを予想することが、重要であると考えている。このような激しい動きは、短期のトレードが、活発に行われているためであると予想され、そうであるならば、重要イベントに対して、何らかの動きがあるからである。
<株式相場>
株式相場 10800~11500
ダウが、14000越え、円が、92.80である。
11200ぐらいで、いったん、売られるかと考えていたが、さらに、買い上げられそうである。しかしながら、下げた時に、買いが、基本なので、買い上げてまで、買い増ししたくない。
そういう状況である。