堅実さんのブログ

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秋子の退職(3)24年9月20日(木)20時37分

 その日は、たまたま秋子が仕事を休みの日で、明彦は、今日しかないと思い会社に電話してみた。

 

「店長さんは、おりますか。」

 

電話に出た、若い女の声は、「どんな御用ですか。」と聞いてきた。

 

「事情が有って、今は言えません。店長さんに話せば、私がどういう人か、全てが、後になってわかります。」

 

 店長が出てきて、秋子の父親であることを告げ、秋子の退職のことで、聞いてみた。

 

「秋子さんからは、退職するとは、聞いておりません。」

 

 予想外の言葉だった。ふっと、何がどうなっているのか、めんくらったが、しかし心の中では、安心した。家で退職する、退職すると、言っているだけだった。

 

それから、「雑談程度で良いから、会ってくれませんか。」と頼んでみた。場所は、他の従業員には、分からないように会いたいと、希望を言うと。

 

「会社に応接室がありますから。」と返ってきた。

 

そこで、午後2時に会う約束をした。

 

 昼食を食べ、時間を見計らいながら、明彦は、家で他のことをやりながら、考えた。考えたといっても、何も考えなかった。ただ、時間を潰していただけだった。

 

約束の時間に、店に行ってみた。7人くらいの店員が応対していた。他に案内係が2人いた。案内係に、店長と約束が出来ていることを話すと、店長は直ぐに奥から出てきた。まだ若い30歳前後の男の店長だった。仕事疲れのためか、身だしなみが、少し悪いと思った。しかしまあ、この暑さ、そしてこなさなければならない業務量、みだしなみなど、そんな事言っている場合でもないのだろう。明彦君だって、相当、ひどい格好で行った。そんなこと、かまっちゃいられないという、心境だった。そう、親が死んで、葬儀をどうするかという場合を想像して欲しい。最低限のことが出来ればよいと思っていた。

 

そのわずかの間に、店の中を見渡した。「只今の待ち時間が180分」と出ていたのが、目についた。

 

応接室と言っても、6畳くらいの広さで、半分物置で、テーブルと椅子がある飾り気など、全く無い部屋だった。一通りの挨拶をして、約30分間、話してみた。

 

 

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4件のコメントがあります
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    堅実さん
    2012/9/21 20:30

    子育てお父さんへ

     

    有難う、御座います。

     

    文才が無いのは、本当にそう思っております。

     

    しかし、更に上、さらに上を目指すのは、一種の本能かもしれません。

     

    もし、これを世に出すとしたら、そんな、生半可な作品なら、出す価値が無いと、思っております。

     

    やはり、苦しみぬいてこそ、少しは、ましなものが出来ると、思っております。

     

    9月21日(金)20時30分

     

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    子育てお父さんさん
    2012/9/21 19:18

    堅実さん、こんばんは

     

    堅実さんが文才が無いとは思いませんが、もっと上を目指されているのでしょう。

     

    コメントを書いていただいてありがたかったですが、コメントを書くのが負担になっているとは大変申し訳ありませんでした。

     

    やはり沢山書いて文章を練り上げていく過程に時間を掛けた方がより良いものが出来るでしょうから、コメントが負担であるなら、無視してください。

     

    次回も読ませて頂きたいと思います。頑張って下さい。

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    堅実さん
    2012/9/21 10:43

    子育てお父さん  へ

     

    有難う御座います。

     

    この話は、作り話なので、やはり、御指摘の様に、やや不自然さも有ります。

     

    それより、文才の無いのが、悩みです。文学的表現の少なすぎること。本当に、3文小説だなあと思って、おります。

     

    秋子の年齢ですが、28歳(あるいは、もっと若くして、26歳)です。

     

    時間を置いて、書いておりますので、前に何を書いたっけと、思い出し、全体がちぐはぐにならない様にと、考えます。

     

    もう一つ。これを、書いておりますと、他に書くべきことが、書けない状態になっております。目の疲れと、体力の無さです。

     

    記憶が薄れてしまわないうちに、まとめて、メモしようと、考えます。

     

     

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    子育てお父さんさん
    2012/9/21 00:28

    1964年生まれの女性。秋子さん。携帯電話の販売店で店員をしている。

    小説の舞台が今年であれば、48歳になる。

    子供もある程度大きくなっていることとかも勘案すると、30代半ば辺りの女性であるべきだろうと思います。時代背景と合せて、出生年を修正するかどうか。

    書かれたい時代と書こうとしている時代にズレがあることの修正が必要ですが、リアリティを取るか、無視するか。

     

    また親が娘の勤め先に訪ねていくということでしたが、不自然に思いました。

     

    例えば、「秋子の退職すると言っていたことが気がかりだったので、携帯電話の買い替えの相談を口実に様子を見に行くことを明彦は思いついた。

    秋子は、嫌な顔をするだろうが、一言、退職することを思い止まる様に言ってやろう。しかし、店に訪ねていくと秋子は今日はお休みでいないと声をかけた若い店員は告げた。明彦のことに気づいた店長が店の奥から出てきて「秋子さんは今日はお休みですが何か御用ですか」と問うてきた。」とか。

     

    店長から、秋子のことを聞くことのための舞台作りなのでしょうが、ちょっと強引な感じです。

     

    質素なものでも応接室がある携帯電話販売店というのもどうでしょう。

    何かもう少し説明が欲しい感じがしました。

     

    「店長は応接室と言っていた。確かに従業員の採用面接などはこの部屋でやっているのかもしれない。それなりのテーブルと椅子は置かれていたが、部屋の隅に従業員のロッカー、給茶機などが置かれ、実態は更衣室兼休憩室な感じだ。」

     

    次回、店長が何を言うかですね。