ユリウスさんのブログ

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訪問者数が10万人を突破! -「碁吉会」のHP- 

 碁吉会のHPのトップ(拡大するには画像をクリック)

  「碁吉会」のHPの訪問者数が1週間前に10万人を突破したそうです。碁吉会の主宰は碁友というには畏れ多く、畏友と呼ぶのもはばかれるほどの大先輩、高野圭介氏(81歳)です。嬉しいことは続くもので、30年前に高野さんが情熱を込めて上梓された「宍粟の碁」(昭和58年刊、511頁、非売品)が、Amazon の中古本市場で高値21,780円が付けられて販売されていることが先ごろ判明しました。

 この二つの出来事は高野さんの真骨頂、集大成の花が咲いたと思いました。おめでた続きのよい折に、これまでのご厚誼に感謝の気持ちを添えて、翔年の知る高野さんの足跡を記しておきたいと思います。しばらくお付き合い下さい。

 高野さんの囲碁活動は簡単に言うと、近くにいる仲間と囲碁を打ってただ楽しむだけではありません。囲碁の持つ不思議なコミニュケーション力をフルに活用しながら、囲碁というゲームを右からも左からも、上からも下からも、何から何までしゃぶりつくして楽しむやり方です。まさに碁吉(狂)の鏡のような活動振りで、ちょっと前例のない大きなスケールで展開されているのが特徴だと思います。アマチュア囲碁界の至宝的存在ですね。

 活動は大きく分けると5つぐらいになるでしょうか。と言っても、高野さんと翔年のお付き合いは2004年頃からなので、古い話やいきさつは知りませんので悪しからず。

(1)「碁吉会」という囲碁の会を主宰 -碁を打って楽しむ-

 1990年に発足し、日本中から多士済々のメンバーが参加している囲碁集団です。20年以上続いているということは、なんと言っても主宰の力に他なりません。立派な「碁吉憲章」なるものも掲げられています。ここ 
 憲章があるからといって堅苦しい会ではありません。会は入会も退会も出入り自由、棋力も問われません。
(実際、高野さんのような県代表クラス以上の高段者から、級位者まで参加)囲碁が好きな方ならどなたでも歓迎されるということです。


 皆さんは何かの会に勧誘された時はどんなことに気をつけていますか? 翔年はこんな判定方法を当てはめることがあります。
○ 会のみんなに公平か
○ 好意と友情を深められるか
○ みんなのためになるかどうか
 碁吉会は合格間違いないことを保証します。

 碁吉会の碁会は常設会場を定めないで、大抵は観光旅行(国内のみならず海外も)とセットになっています。たまにボウクリ会(忘年会とクリスマスを合体)のように、囲碁対局の他に、歌あり、踊りあり、囲碁にちなんだ
会員創作の俳句、川柳、短歌、替え歌ありで、囲碁文化の花が咲くこともしばしばです。そんな訳で女性会員が多いのも特筆しておかなければなりません。


(2)「宍粟の碁」(非売品、昭和58年)、「すざら碁仙」(非売品、平成4年)、「醍碁味」(頒価3,200円、平成11年)の出版 -囲碁の活動の記録-

 冒頭に書きましたように、「宍粟の碁」は古本市場で2万円以上の値がついています。まさに洛陽の紙価を高めた出来事ですが、これは不思議でもなんでもありません。この本は兵庫県宍粟郡から澎湃として沸き起こった囲碁の俊秀や愛好者たちの歴史が、遥か遠い囲碁伝来のころ、すなわち山崎闇斎・渋川春海の辺りから説き起こされています。けだし、囲碁の歴史書の価値を有する書と言えます。(渋川春海といえば、小説「天地明察」の主人公で、今映画も観られます)


(3)「風鈴会」、「ポニョ」、「紫陽花」 -後進の囲碁指導会を三つも-

「風鈴会」は須磨の地元方が中心で、5段程度の方が、高段への学習をする会
「ポニョ」は大阪で京阪神から中堅の打ち手が集い、高段・5段を目指す会
「紫陽花」は地元須磨の女性グループで、手習い・初心者の手ほどきから、初段を目標にしている会
と聞き及んでおります。
後進指導の絵画三つとは、なかなかできることではありません。頭がさがります。


(4) 海外交流の嚆矢  -アメリカ、中国、ヨーロッパ、韓国など-
 翔年は米国の"US Go Congress"によく行きます。その時、「お前は高野圭介を知っているか?」とアメリカ人に話しかけられたこともありましたし、今年、初めて中国へ行った際も「高野さんによろしくお伝え下さい」とご挨拶をうけました。これは高野さんの囲碁人脈の広さの一例でしょうね。これから推して、高野ファンの碁打ちは地球上に相当数いるに違いありません。 

(5)碁吉会のHP  - 囲碁文化を丸めて一つにした類例の無い稀有のHP-
 碁吉会のHPの多彩さは他の囲碁関係のHPの追随を許しません。上をクリックして是非ご覧下さい。
ここでは目次のみ記載します。

「碁吉憲章」 → 「我々はそれぞれの囲碁観を持っており、それは侵されない」は特に有名です。
「ゴーズ・ウィルス」 → 碁が好きになって困るというウイルスの恐ろしい話。特に碁吉会の面々はこのウイルスに対する耐性がないらしい。みなさん、罹っていらっしゃる。(笑)
「イベント・レポート集」 → 七つの海から五大陸へ(海外ツアー)、春秋大会イベント(国内観光つき)、いずみの会、ボウクリ会他、よくもまぁこんなにと思うほどのレポートが……。
「2012年碁吉会イベント予告」 → 旅行者のツアー以上の人気らしい。
「プロの指導碁集」 → 高野さんの実力が覗い知れます。
「アマの碁・詰め碁」 → プロの棋譜、高野さんの棋譜、誰彼の棋譜がいっぱい。会員の創作詰碁もあります。
文芸作品集 → 遊の達人たちの作品集です。 エッセイ、詩、俳句、川柳、囲碁の替え歌、コントなど何でもあります。
高 野 エッセイ集 → エッセイが385も…。高野さんのエッセイはハタと膝をたたくのもありますが、凡人にはついていけないのもあります。
健康・スポーツ → 高野さんは健康への配慮も怠りませんね。感心します。
おしゃべり掲示板 
囲碁関係のリンク先

 ざっと見ただけでも、高野さんはただ囲碁が強いだけの人ではないのがお分かりいただけると思います。まだ他に、太極拳、ゴルフ、テニス、水泳、ヨットセーリング、ゲートボール等もされていると聞いています。
翔年は失礼を承知の上で「化け物」とお呼びしたことがあります。(笑)人間業とは思えませんもの。

 最後に高野さんと碁吉会の皆さんと読者に、「豆まき碁」で有名な岩本薫先生(第3、4期本因坊)の言葉を奉げてペンをおきます。

私の日々のモットーは「五持つ」。つまり健康、目的、趣味、友、お金、この五つを持てば人生は楽しい。
ただし、最後のお金についてはたくさん必要ない。これは”少々”というのがミソです。  -岩本 薫-


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