堅実さんのブログ

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目標を持とう 24年7月8日(日)22時49分

 生きるうえで、何か目標を持とう。よく、会社を定年になると、人が変ったように、心身面で弱くなる話を聞いている。よく聞くことであるが、定年後、数年で亡くなる場合などである。おそらく、今までの、会社生活に順応しすぎて、無職になった場合の生活がうまくできなかったと、思う。定年後の目標が無かったのでは。

 

 若い時から目標を持とう。生涯かけて出来る目標ならよいが、生き方に変化がでる場合、価値観の進歩とでも言おうか、生活目標に変化の出ることもあり得るので、当分の間、5年くらいの目標でいいと思う。その目標はいろいろあると思うが、目標と言えないまでも、生活の小さな工夫、改善でもよい。

 

 自分を振り返ってみると、若い時に、このままの生活を続ければ、この先自分はだめになるという危機感があった。どこからともなく襲ってくる不安である。わけもわからない不安である。それはより高いはっきりしない願望であった。なんとかしなければと思ったが、これといった事が浮かばない。年をとった人に相談してみたが、それらしい人もおらず、相談したところで、納得できる答えは無かった。それで、その時にどうしたかというと、とりあえず、何かわからないが、本から考えてみようということになった。

 

いや、正確にはその前に友人から借りた小説、漱石の「わが拝は猫である。」が、その発端かもしれない。これが、本を読むきっかけだったと思う。

 

 その後、武者小路実篤の小説を4冊くらい読んでみた。それから、「赤と黒」「罪と罰」、「小説名は忘れたが、ゴーギャンを、モデルにした小説、月と六ペンス(サマーセットモーム)かな」、アンドレジイドだっけ「狭き門より入れ」、バルザックの「谷間の百合」、「カラマーゾフの兄弟」、ベートーベンをモデルにしたという「ジャンクリストフ」、日本人作家の「破戒」、「浮雲」石阪洋二郎の若者小説、国木田独歩の「武蔵野」、吉川栄治の「宮本武蔵」「黒田如水」などを読んでみた。芥川龍之介の短編小説を読んでいるうちに、この人は精神面で、どこかおかしいと、思ったりしたものだった。当時、数えてみると、100冊とか、150冊とかと、記憶している。それでも、心の渇きはおさまらなかった。望みははるか、彼方にあった。その時は、他に方法も無かったが、そうやって自分をごまかしていたのだと、思う。

 

 その辺から、実用書と言われる本に移っていった。この頃から、次第に、小説とは、ほとんど無縁の生活になっている。そして根本的な問題、生きるとはどういうことかに移っていった。そして生活のための知識の本などに移っていったのである。そして数十年が去っていった。目標を持とうと言っても、自分は、こんなもんである。

 

 この目標がわからないまま、年だけはとってしまったのが、自分の今までである。生活と、仕事が中心になったのである。それとハンデーがあった。中学校2年生から、40歳までの間、慢性膵炎で身体が虚弱だったことも影響している。それと精神面での障害があった。この影響も大きいと思っている。これが自分の現実です。

 

 また、生活のために、目標らしい目標も持てなかったのが私です。しかし、それでも、小さなものでよいから、やはり、目標は持つべきと考えている。それが、うまくいかないかもしれない。うまくいかないのは、結果のことである。とりあえず、結果は考えずに目標をもち、そのことばかりを考える時があってもよいのでは。なぜなら、人生は短いから。

 

( あまり、とてつもなく大きな目標を持ち、挫折した人を、見ております。その人は早稲田の政経学部(確かそうだと思いますが)出て、司法試験を目指しました。しかし、4年くらいの受験期間中に、精神に障害を起こし、病院に入院しました。当時の司法試験は、とても難しかったのです。このことを考えますと、いきなり難しい試験を目指さずに、とりやすいもの、例えば、行政書士、司法書士、それから司法試験と計画すれば、よかったのではと思います。また、目標はいろいろあると、思います。その人に合ったものが、結局は一番良いと思います。年よりの冷や水。)

 

( 昭彦君、こんなの、参考にならねえよ。もう少し、気のきいたことを言いなよ。)

 

 

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