川島 寛貴(Kshima)さんのブログ
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ドル円 メモ
2012年6月4日(月曜日)-株式会社フィスコ
「本邦通貨当局の防衛ゾーン?:77円60銭-78円20銭」
本日の欧米市場のドル・円は、日本政府・日本銀行に
よる円売り介入への警戒感から下げ渋る展開が予想され
る。
ドル・円は、2011年10月31日の大規模円売り介入時の
安住財務相の発言「75円63銭の時点で指示し、78円20銭
で停止」や、2012年2月14日の日本銀行によるバレンタ
イン金融緩和時の77円50-60銭付近で推移している。
77円50銭-78円20銭が、日本政府・日本銀行が防衛を
意識する相場水準である可能性を受けて、円売り介入警
戒感が高まっている。
ドル・円の注文状況は、下値には77円50銭にオプショ
ン・トリガー、上値には78円50銭、79円00-20銭にドル
売りオーダーが控えている。
メルケル独首相がユーロ圏共同債に対して前向きと報
じられているが、おそらく、独政府経済諮問委員会(5賢
人委員会)が提唱した欧州償還協定(ERP)に関する狭義の
ユーロ圏共同債に対する賛意だと思われる。
28-29日の欧州連合(EU)首脳会議では、メルケル独
首相主導で、財政同盟に関する協議が予想されている。
オランド仏大統領が反対とのことで、22日に、メルケル
独首相、オランド仏大統領、モンティ伊首相、ラホイ・
スペイン首相の会談が予定されている。
欧州償還協定(ERP)は、ユーロ圏諸国の債務残高に関
して、対GDP比60%を超えた部分の債務を共通化し、ユー
ロ圏共同債(市場規模約2.3兆ユーロ)として、25年程度
をかけて償還していく案だが、もし前向きな協議が進展
した場合、ポジティブ・サプライズでユーロ買い戻し要
因となるため、要注意となる。
ユーロ・ドルの注文状況は、下値には1.2250ドルから
1.2000ドルにかけて断続的にオプション・トリガーが控
えている。
本日は、ロンドン市場が休場で閑散取引の中、ドル・
円は、円売り介入に対して警戒、ユーロ・ドルは、メル
ケル独首相の真意に警戒する展開となる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・4月生産者物価指数
(前年比予想:+2.8%、3月+3.3%)
・23:00 米・4月製造業受注指数
(予想:+0.3%、3月-1.9%)
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