ユリウスさんのブログ

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ジャズを堪能 -高槻ジャズストリート

今年の高槻ジャズストリートのパンフレット

 昨日が第14回高槻ジャズストリートの最終日、高槻現代劇場大ホールで、本物のジャズを堪能しました。目当ての現代劇場へ行く道すがら、ちょっと他の場所のバンドの様子も覗いて楽しんできました。


 

プログラム
1 18:00~ 中本マリ : 中本マリ(vo), 大田雄二(g)
 あいかわらず、歌はうまいですね。
 この人が仙台の出身であることをはじめて知りました。阪神淡路大震災のチャリティコンサートの発起人だったことは忘れておりません。17年経って今度は我々がお返しする番になりました。中本マリ公式サイトはこちら。

2 19:00~ 箕輪裕之トリオfeat岸ミツアキ : 箕輪裕之(b), 岸ミツアキ(pf), 武田達彦(dr)
岸ミツアキのピアノの離れ業をベースとドラムが絶妙にフォローして支えるスタイル。それに岸のトークも玄人はだしの腕前。何時聞いてもジャズを十分楽しませてくれるトリオでした。
岸ミツアキの公式サイトはこちら。


3 20:00~ スコット・ハミルトン : Scotto Hamilton(sax), 箕輪裕之(b), 岸ミツアキ(pf), 武田達彦(dr)
 久しぶりに柔らかい音色のハートフルな本格的なサックスを聴かせてもらいました。本当に素晴らしい演奏でした。入場料無料のため、聴衆のレベルに問題があって、時に不用意な雑音を立てたり、耳障りなささやき声が聞こえたりするものですが、このクラスの演奏となると、さすがにそういう無作法はありませんでした。舞台の演奏者と聴衆が一体となってジャズを楽しむ雰囲気が自然に醸成されていて、申し分ありませんでした。
 スコット・ハミルトンはアメリカのジャズメンと聞いていましたが、その演奏スタイルは端正、勿論サックスの技術は抜群、歌うフレーズは心がこもっていて美しく、これぞ本物と翔年は感じました。
Scotto Hamiltonの公式サイトはこちら。

 是非、皆様も彼の端正なサックスをお楽しみください。ユーチューブから探してきました。"skylark"は当夜も演奏された曲目です。(演奏時間は5分)
http://youtu.be/k1LzU7-qc6A



その他、特別感心したことなど少し。
1 運営はボランティアで全て運営されていて気持ちがいいですね。路上の交通整理、各会場のサポート、売店、フリーマーケット、バスの運行など、どれもこれも配慮がゆきとどいており、世界に誇れるジャズストリートだと思います。
特にエコブースは毎年大活躍。発生するゴミはキチンと分別され処理されます。写真のように細かく分別できるように用意された処理容器に参加者自らが捨てます。Reduce(減量)、Reuse(再利用)、Recycle(再生)の3R作戦は市民グランド会場、城跡会場、城北通商店街入り口、あくあぴあ芥川会場で整然と行われていました。

2 もう一つ感心したことは公平無私な運営です。例えば最終日の現代劇場の入場には長い行列ができます。翔年は今回は約1時間半、列に並びました。翔年は実行委員会のメンバーに知り合いもいるし、小額ながら募金もしています。しかし、裏口から入れてあげるだとか、なんたらとか不明朗なお誘いを受けるような不愉快なことに14年間、一度もありませんでした。信頼に値する組織だと思います。音楽を愛する人は全て平等というよほどシッカリしたコンセプトがあるのでしょうね。公明正大な組織運営にも敬意を表したいです。

3 ボランティアだけでは無理なので、警備はプロに委託されているらしい。プロは警備に専念するので音楽愛好家から見れば、あんまり感心しない注意をうるさくし過ぎる。例えば陸橋の上から写真を撮ったり、演奏を楽しむことも制限する。通路さえ確保されていれば安全上何の問題もないと思えるところでも、うるさく注意してジャズ愛好家の邪魔を熱心にする、いわゆる過剰警備、過剰干渉問題は、もう少し工夫の余地があるのではないかと思う。


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