田中防衛相、迎撃ミサイル配備の準備命令

[arama-さん]

北朝鮮による「人工衛星」の打ち上げ予告を受けて、田中防衛大臣は２７日、迎撃ミサイルの配備などに関する「準備命令」を発令しました。

　「今般の北朝鮮による発射予告を受け、航空総隊をはじめとする自衛隊の部隊に必要な準備を実施するよう命じるものです」（田中直紀 防衛相）

　田中防衛大臣は２７日午前、岡田副総理らとの関係閣僚会議や、防衛省と自衛隊の幹部による防衛会議を相次いで行い、迎撃ミサイル配備のために現地調査などを行う「準備命令」を自衛隊に発令しました。

　具体的には、沖縄本島、宮古島、石垣島、そして首都圏に地対空ミサイルＰＡＣ３を配備する予定であるほか、東シナ海などに迎撃ミサイルＳＭ３を搭載したイージス艦を展開する予定です。準備命令について、２６日、田中大臣が沖縄の仲井真知事に電話で伝え、知事も大筋で了承したということです。

　政府は、今月３０日に安全保障会議を開いて、弾道ミサイルに対する「破壊措置命令」を出すことにしています。（27日10:38）