花一番さんのブログ
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容疑者の実名報道はおかしい。
今も思い出すのは、松本サリン事件の河野義行さん。
最初に疑われた人だが、当時の報道は凄かった。
「河野さんの自宅から、薬品が次々と捜査員の手で運び出されています」
テレビの実況中継を見る限り、100%犯人だと誰もが思っただろう。
その後、オウムが犯人だとわかり、河野さんは被害者だとわかった。
テレビ局が謝罪した記憶が残っている。
現在の報道はその教訓が生かされているのだろうか、逮捕された時点で実名報道されているが、
まだ犯人だと確定したわけではない。あくまで容疑者であるだけだ。
柔道金メダリストの内柴氏も準強姦で逮捕されたが、本人は否定している。
もし、本人が証言するとおり合意だとしたら、本人はもちろん家族にも大変な迷惑になる。
そんな大きなリスクを抱えてまで、実名報道する必要があるのだろうか。
しかし、残念ながら実名が世に知れ渡った時点で、被疑者の言い分は抹殺されます。
検察は意地でも犯人に仕立て上げる。
裁判所もその意見を飲み込んで判決を出す。そんな世の中です。
ただ、社会的な影響が大きい場合はひっくり返ることもあるようですが。