jojuさんのブログ

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景気二番底の可能性は低い。

 景気二番底の可能性は低いと思う。

 欧米とも、格付け、世論の圧力で、財政政策は絞り気味になる反面、金融政策には積極的になるだろうから。 金融政策も控えめになれば景気二番底に陥るが、その可能性は極めて低い。

 

 リーマンショック再来を煽る向きもあるが、各国政府間で流動性対策が構築済みである。 しかも、現在の危機はソブリン債絡みで、透明性が高い。 エキゾチック市場発のリーマンショック時とは状況が違う。 急激な暴落は起こりにくいです。

 

 日本のように、財政政策と金融政策のアンバランス(財政政策>>金融政策。財政出動をガンガンにやりつつ、金融政策は諸外国比で絞りまくり)が長期に続けば、時間の経過とともに債務が膨張し(不良債権増大)、欧米も「失われた10年」となりうる。 しかし、今の欧米に、財政政策と金融政策のアンバランスは見られない。 素人(財務省)がマクロ経済政策を主導する国ではないのです。 欧州も、PIIGSだけ見れば債務膨張にも見えるが、その裏返しとしてドイツのバブリー景気もある。

 

 自分的には、むしろ、米国住宅市場のリフレ不足のほうが気になります。 QE3希望。 中国の通貨安固定政策が変わらない以上、中国における技術向上が賃金上昇効果を打ち消している以上(=つまり実力以下の通貨安)、先進国中銀はデフレファイターであるべきなのです。 今はインフレよりデフレを恐れる局面。

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