東京電力が現在保有する株の、上位30社が判明しました。
今後賠償等の絡みから資産売却を余儀なくされる事も想定されるため、これら東電が大口で保有している企業の株式は、売却の対象になれば結構な売り圧力になる可能性もありますね。
朝日の記事から抜粋すると、
KDDI
第一生命保険
三井住友フィナンシャルグループ
三菱重工業
三菱UFJフィナンシャル・グループ
AOCホールディングス
三井不動産
みずほフィナンシャルグループ
JR東日本
日本製鋼所
JR東海
日本コンクリート工業
野村ホールディングス
三菱地所
静岡ガス
大崎電気工業
住友信託銀行
松竹
日本空港ビルデング
大和証券グループ本社
TBSホールディングス
スルガ銀行
千葉銀行
中央三井トラスト・ホールディングス
ACCESS
テレビ朝日
日本工営
石油資源開発
NTT
みずほ信託銀行
以上が上位30社のようです。
錚々たる大企業の名が連なってますが、日本コンクリートや静岡ガスや大崎電気などはこの中では比較的会社規模が小さい方なので、どうなるのか興味があります。
東電の保有株上位30社が判明 賠償資金捻出へ売却候補
http://www.asahi.com/business/update/0629/TKY201106290496.html
KDDIや第一生命保険など、東京電力が持つ株式の上位30社の社名と保有額が、29日わかった。同日付で提出した有価証券報告書に記した。東電は原発事故の賠償のため、保有株の売却などで約5千億円超を確保する方針。30社の株式は有力な売却候補になる。
公表されたのは、同社が純粋投資以外の目的で持つ株式の状況。取引先との持ち合い株などが中心だ。昨年までは上位10社のみが公表されていたが、企業情報に関する政令の改定で、今年から30社分が示された。
東電全体で245銘柄、3256億円を持つが、うち上位30銘柄分だけで2449億円分になる。金額で最多はKDDIの1841億円、次いで、昨年に上場した第一生命保険が100億円。上位10社には三井住友、三菱UFJ、みずほの3メガバンクが並び、昨年はリストになかった三菱重工業が、4番目に入った。