三井住友銀行など3メガバンクが、福島第1原発事故で巨額の損害賠償費用を背負う東京電力に対し、期間6カ月の短期資金を年1%未満の低金利で融資するようです。
財務内容が悪化している東電への金融支援をめぐり難しい判断を迫られているメガバンクが、当面、事故前と同様の条件で運転資金の確保に応じるようです。
信託銀行などと共同で実行した3月末の総額2兆円の緊急長期融資に続くもので、各行とも数百億円規模の融資をするようです。
三井住友銀とみずほコーポレート銀行が返済期限が来た短期融資の借り換えに応じたほか、三菱東京UFJ銀行も、6月末に期限を迎える短期融資で同様の措置を取るようです。
東電の事業継続には短期借り入れによる運転資金の確保が必要で、今後、地方銀行などにも協力を求めるようです。
借り換えなので新規の追加融資ではないようですが、東電としてはほっとしているでしょうね。