はんちくさんのブログ
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利下げ幅は??
金曜は、「ブッシュ会見&緊急利下げの噂」で、後場の買い仕掛けが起きました。結局、その日の米市場は、ブッシュの景気対策に目新しさ無し&緊急利下げ無しで、失望売りで終わり。「緊急利下げ」に関しては、裏づけもなく、勝手な噂で、勝手に盛り上がって、勝手に失望しただけと思っています。
先日のバーナンキは講演で、「大幅利下げ」を確約しました。この時点では、0.5を意味していたと考えます。その時点で、0.5利下げは確定し、市場は既にそれを織り込んでしまいました。そして、それを織り込んだ後に、悪材料が立て続けにでて、今の有様です。
30日の利下げ幅が0.5の場合。失望売りで暴落するでしょう。市場が望む「大幅利下げ」は、もはや0.5ではなくなってしまいました。
もし、FRBが0.5利下げで留めると考えていた場合、その利下げ幅をエサに株式市場を刺激するには、先週の金曜以外のタイミングは無かったと考えます。緊急利下げの噂が、どれほど信憑性があったのかはわかりませんが、多少の噂の元があったのであれば、0.5以上の利下げも視野に入れているのかもしれません。
ただ、0.75-1.0の利下げというのは、かなり乱暴なのではないでしょうか。インフレ指標が立て続けに出ている今の現状で、かなりの暴挙といえます。これを、市場を人質にして要求する奴等は、将来の展望などどうでもいいのでしょう。次の経済指標で、さらなるインフレ進行を突きつけられるのは目に見えています。住宅価格と需要維持のために、「サブプライム」なる、理解に苦しむ仕組みを作り、そのうえそれに銭をつぎこんだような連中です。先のことなど考えちゃいません。
ファンドの目線は、数ヶ月どころか、数日先の小銭を取ろうと、必死になっているように移ります。
市場のわがままな要求を呑むのか、足元の経済安定を重要視するのか、どっちもありうるシナリオです。
0.5、0.75、どちらにせよ、経済指標爆弾が大きくなるだけのこと。
祭りの有無はわかりませんし、突然変な噂がふって湧いたりするので、1日単位での上下を読むのは難しいです。中期目線では、あまり良い展開は待っていないような気がしています。
こんばんはー
「CMEの呪縛」がある限り、目に見えた逆転現象はないでしょう。ただ、「落ち幅の縮小」は出てくるでしょうね。ダウは下落余地がまだまだいっぱい残ってます。日経はもう半分落ちましたからね。
また、日経は、先回りして下がっているのではなく、「方向は同じだが、落ち幅がでかいだけ」と考えます。外的要因で上げている分、為替の影響をモロに受けていますし、買い意欲の弱さへの報復攻撃の側面もあります。
何にせよ、「米市場の反転=サブの損失底打ち&利上げ」の状況になるまで、地を這うようなチャートを描くと予想してます(市場は、数ヶ月で、大きく様変わりしますからね・・本当のところは、何も考えてませんw)
確かに、先週の金曜に政策に合わせて緊急利下げでもやるのかと私も身構えてました。
でも、そこまでは踏み込まなかったですね。
FRBはインフレ懸念を以前から軽視しているフシがあるので、市場の要求が75bpにあるなら飲んでしまうかもしれません。
それにしても、50bpで失望売りってどんだけ強欲な市場なんだろうと思ってしまいます。
ただ、いずれにせよアメリカ株はまだ下がると私も思います。
(時期の問題はあると思いますが)
ただし「では、いつまで日本株はアメリカ株に引っ張られ続けるのか」ということも気になっています。
日本株が先回りして下がっているのは事実なので、あちらの底打ちを見る前に反発し始める可能性も無視はできないと思っています。