【はんちくの映画情報⑧】『機動警察パトレイバー2』

はんちくさん
はんちくさん
 週末に、木、金と、下から突き上げるような買い戻し&無理やりな買い仕掛けが入りました。底打ちとは思ってはいけないと思います。長い目での買い目的であれば、下げパワーのほうが強い状況なのだから、もっと下で網を張って、安値で拾い上げればいいだけの話です。無理やり買い上げるというのは、完全短期目線の証拠です。木、金に買われた大量の現物の手放しのタイミングに注意すべきと考えます。

 ブッシュの会見は期待はずれ、金曜は下げました。無理な買い上げのせいで、先物も250円以上下げています。下値始まりは覚悟しましょう。

 あとは、「大幅利下げ祭り」の開催の有無です。
 「0.5を超える利下げ」を、「期待」するのか「勝ち取る」のか、微妙な情勢です。「期待」あれば上げ、「勝ち取る」のであれば、FRB脅しの下落を演ずるでしょう。米市場は、金曜の夜も、勝手に緊急利下げを期待して、勝手に下落しましたし。利下げ直前まで、市場を人質に取るかもしれません。もはや、0.5利下げでは暴落確定です。

 来週はほぼ無材料に近くなりますので、こういう霞のような材料に注目が集まる可能性もあります。ただ、あまりに突飛な材料のため、あてにはなりません。僕は、祭りがあろうとなかろうと、参加しません。実際に大幅利下げが行われたとしても、その後の下り坂が急になるだけの話と考えます。

 売り手、買い手双方にリスキーな状況になりました。


 日曜に東京に雪が降ると、みやまなさんの日記にありましたので、冬の東京を舞台にした映画を紹介します。珍しくアニメです。


 『機動警察パトレイバー2 THE MOVIE』
 邦画。1994年
 監督 押井 守

 僕は昔から、ロボットアニメは全く見ない人間なのだが、この映画だけは強く勧める。本来、パトレイバーというロボットが活躍するのがメインの作品だが、2時間超の映画の中で、パトレイバーが出てくるのは、おまけ程度に後半15分程度。この映画のメインテーマは、「警察 対 自衛隊」、「殻に包まれたウソの平和と、現代都市での戦争」が主題になっている。僕自身、原作は知らないし、アニメも見ていない。ただ、前作の映画を友人に薦められて見たので、世界観は知っていた(知らずとも見れる映画です)

 ある日、自衛隊機と思しき戦闘機から、ベイブリッジに一発のミサイルが打ち込まれる。このミサイルをめぐり、公安、自衛隊、警察がそれぞれの思惑で動き、やがて首都東京に自衛隊が展開、さながら戦時下の様相を呈す。全てのシナリオは、PKOから帰還後に失踪した一人の自衛官が、首都東京で仮想クーデターを起こすために仕組んだことと判明する。
 主役は、原作ではサブキャラの後藤隊長と南雲隊長。ベイブリッジ爆撃後、二人の下に公安警察の荒川という男が訪ねてくる所からストーリーは始まる。

 「全体に漂う空気感」「都市の寒さ」が良い。これは、押井守の、都市感、心象風景によるものだろう。僕も東京に住んでいたことがあったが、真冬の冷たい町が何故か好きだった。東京に降る雪は、田舎の雪よりも風情がある。具体的な理由を言えと言われれば困るが、共感してくれる人はいるかもしれない。(雪に慣れていないせいか、交通マヒしたり、転倒者が出たりするけれども)
 温暖化で、もう東京には雪は降らなくなるだろう。群馬南部ですら最近は降らない。かわりに、バグダッドに雪が降ったそうな。気持ち悪い。

 押井守については、「攻殻機動隊」や「イノセンス」など、もっとマニアの人がいるだろうから、詳しくは書きません(というか、詳しくは知らないw)。
 
8件のコメントがあります
1~8件 / 全8件
>JP Shizuokaさん

 すげえ昔の日記にありがとうございますw

 そのための「タグ」ですからね。

 この映画は、いまだに好きです。
 もちろんDVDはあるのですが、結婚してから見れなくなりましたね。嫁も一緒に見れる作品でないと。

 独身の時代に、映画を基地外のように見ておいてよかったです。


 パトレイバーと聞いて、「ロボットかよ」の食わず嫌いがある人も多いと思いますが、これは見る価値ありです。
(退会済み)
去年の日記ですね、お邪魔します。

パトレイバーは自分もコレで始めて見た作品です。

アニメ系は殆ど見ないですが、この作品は評価できる仕上がりでストーリーも案外面白かった。^^

しかも何故か買って置いてありますW

レンタルで探した時になかったのだと記憶しています。
>ぎっくりさん

 おはようございます。

>この作品が評価されなかった

 当時は、「シネコン」みたいな施設がなく、田舎のため、近辺の松竹系映画館でも、上映がありませんでした。商業的には、あまり成功しなかったのでしょうね。

 ホリエだの、村上だの、ヒルズ族だの、金の亡者の流れは一巡して、文化再評価が始まると森永卓郎は言ってますね。戦国武将ブームなんてのも来てるらしいですが・・。
 文化は巡るんですよね。80年代の曲も、最近になって再評価されてますし。

 もう、「アメリカ至上」はなくなりますから、我々は、自国の歴史と文化に誇りを持つべきと考えます。
 はんちくさんどうも。

 この作品は私の映画DVDライブラリーの中のアニメ作品2本の
 うちの1本です。もう1本は「クレしん」ではない。
 子供なしでは「クレしん」を買う勇気がなかった(笑)
 「クレしん」間違いなく"泣け"ますから泣きたいときにどうぞ!

 私は元"おたく"なので偏見は全くありません。
 そんな人間でも"ロボット"を出さずこの映画が上映できたら
 と思いましたねこの作品は。この作品が評価されなかった
 ことによりアニメが文化的にも商業的にも衰退したと今でも
 思っています。
 "いいもの"はどうな表現方法でも"いい"はず。
 日本は根付や浮世絵といいなぜの文化を評価できないので
 しょうかね~。
>シノっちさん

 こんばんはー

 ハードボイルドですよ。ロボットアニメの設定を借りて、都市戦争シミュレーションを、淡々と描いてます。
 
 過去のオススメのやつもよかったら是非w
はんちくさん、こんばんは。

コレ見てないです。
今度借りに行って見てみますね。

はんちくさんお薦めの映画ってだけで見る価値ありそうっす。
>ぎっくりさん

 こんばんはー

 おお、見ていましたか。これを超える作品はもう作れないと思うくらい、深い作品ですね。
 「アニメだからこそ出来る作品」でもあります。また、パトレイバーの世界観が、現代を舞台にしていた事と、後藤隊長という良いキャラがいたことで出来た作品とも思ってます。
 あくまで「パトレイバー」なので、全くロボットを出さないわけにも行かなかったでしょうねw

 アニメが好きじゃない人にも、偏見無く見て欲しい作品です。

 「クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲」は、名作の誉れが高いですね。皆が皆「泣けるから見ろ」と薦めます。
 嫌なんです、俺は本当に泣いてしまうのでw 見たいのですが見れませんw 独りで見れるときに見ようと思ってます。
 この作品はアニメであることを度外視してタイムリーで見た邦画では
 間違いなくNo1ですね。
 商業的にロボットアニメでなければならなかったことがほんとに残念。
 「気付いたときには遅すぎる」
 もっとも印象深い言葉ですね~。

 あとアニメで傑作なのは
 「クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲」
 これもテーマは全く子供向けではありません。
 生きる意味を教えてくれる名作といえるでしょう。
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