kfjさんのブログ
中年は荒野を目指す
今月末まで勤務先に籍はあるが,離任式を昨日午前終え,午後から31日まで年休を取った。したがって,昨日で「昼間の仕事」を終えた,ことになる。(^_^)/
<職員向けの挨拶>
「60歳定年制は,1950年の地方公務員法に端を発している。その『定年=定められた年』とはいえ,『60歳』という年齢設定の策定に,少なくとも私は関わっていないため,60歳という枠組みで自分の人生を設計することについて,私自身としては全く合理性がない。出処進退は,自分の気力と体力と相談して,今回退職することにした」。
<生徒向けの挨拶>
「今回私たちが退職・転出することになったが,今までここで死ぬまで働いた職員や,死ぬまで勉強し続けた生徒は誰一人いない。3年生が先日卒業していったように,今ここにいる私たち全員がいずれここを出て行くことになる。そうであるならば,その時どこへ向かって,どのように出て行くのか,を予め考え続けておくのが賢いのではないか。」
上記二つの挨拶は,「歯に衣着せず,ここぞとばかりに言ってやるぅ~~」と前々から温めていた内容なので,随分気分良く言ってのけた。聴く方は耳に障ったかもしれないが。(苦笑)
がしかし,である。勤務先はすんなりとは私を解放してはくれない。
離職前に仕上げておかなければならない事務書類,昨日午前3時から離任式を挟んでひたすら書き続けた。「コンピュータでの機械印字は不可」という,「お前は大宝律令か,御成敗式目か?」という時代錯誤をぼやいている暇はない。最寄りのJR駅 2:13pm発の電車に乗ることを予定していたからである。
その作業中,何人もの生徒から手紙をもらったり,サインを求められたり(苦笑),一緒に写真を撮ったり,と有り難くもちろんうれしいのだが,「いや今はそれどころでないのだよ」と内心苦笑を禁じ得ない。
ようやく1時過ぎに作業終了。同僚たちには,「これで,失礼します」と簡単に挨拶を述べ,勤務先を完全撤収。自宅を経て,予定通り車上の人となった。
昨晩の送別会は,欠席。親しい友人と一献を傾けるのには無論やぶさかではないが,表面的な言葉が上滑りしがちな義理がらみの恒例的飲み会にはかねてより関心がない。また時間もお金ももったいない。
「主賓なのに欠席とは非常識な……」と陰口を叩く方もおいでになるだろう。人生観・社会観が違う方々と仲良くなりたいとは別段思わないし,一緒に勤めたからといっても実際仲良しにならなかったでしょ。ほ〜ら。
「酒に基づく友情は,酒による酔いと同じく一晩しか持たない」
おおよそこういう意味の英語のことわざをどこかで読んだことがある。
まあそれはさておき,昨夕から鹿児島に来ている。九州新幹線の車窓から沿線風景を楽しもうという構想には,日がとっぷり暮れてから南九州を疾走する「さくら」に乗車してしまった,という,時間設定上大きな瑕疵があった。
今日明日とゆっくり鹿児島県内を回った後,「青春18きっぷ」で九州内を熊本,別府そして博多へとゆるりゆるりと北上していく。
今までの名刺の肩書きは「■■町立□□中学校教諭」,新しく作った名刺は「個人投資家」。
株式投資以外にも力を入れることはあるのだが,物質面はこれで支えていくぞ,という決意である。
中年は荒野を目指す。
では皆さん,今後ともよろしくお願いします。m(_._)m
いよいよ始まりましたね。
わたしも思わず旅にでたくなりました。
今日の日は、さようなら、また会う日まで
おはようございます。さっそくのコメント,ありがとうございます。
昨夕新幹線の車中では,半ば放心状態のようになりました。
ポケ〜〜〜。
意識的・無意識的に張り詰めていた緊張の糸が一気に緩んだ,ということなのでしょう。その状態,まだ少し続いています。(苦笑)
おはようございます。さっそくのコメント,ありがとうございます。
無論私も旧知の歌詞ですが,「自由」「さようなら」……,今日はいやに心に沁みます。