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本日のNHK「2008新マネー潮流」より
忙しい方は見れていない可能性がありますので、本日のNHK、クローズアップ現代「2008年新マネー潮流」をまとめてみました。
尚、土曜の午後にBS2で再放送します。
番組HPはこちら ⇒ http://www.nhk.or.jp/gendai/
なるべく内容通りに記述することを心がけていますが、録画していなかったので多少の誤記はご容赦ください。
原油高によってオイルマネーが急激に膨張している。(近一年間で1兆2000億円が産油国で発生)
1990年半ばにはマネーがアメリカに集中していた。
それがIT革命を生み、リターンされたマネーが再投資されてきた。
しかし、サブプライム問題以降に、アメリカから7000億円がヨーロッパや産油諸国に戻ってきている。
この事は主戦場がアメリカでなくなってきている事を意味する。
2008年明け3日でダウが450ドル以上下げた。
過去5年間、世界経済は5%以上の成長をしてきたが、それを支えていたアメリカの消費が陰ってきた。
サブプライム問題によって消費に回すお金が激減、100万世帯が家を差し押さえられた。
住宅価格の下落はピークから5%だけに今後まだ大きく下落する可能性がある。
サブプライム問題は個人の問題でない。シティー(約2兆円の損失見込み)をはじめとする多くの銀行が瀕死に陥った。
海外の政府系ファンドによる支援が無ければ潰れていた可能性が高い。
弱体化した銀行は貸し渋り(信用収縮)をし、購買力を失い、ドルは弱くなるというスパイラルに陥っている。
中国の成長はいつまで期待できるか?
上海市場は2007年2倍跳ね上がり、バブルの様相を呈してきた。
そこで中国政府は「景気の過熱を抑える」「インフレを抑える」の2つの基本方針を表明した。
アメリカの影響を受けるかどうかが焦点。
中国の輸出の2割がアメリカであるため、影響を受けると考えられる。
今、高い成長がこのまま維持できるか正念場を迎えている。
オリンピック後には元が大きく切り上げられる可能性がある。
以上の事から世界経済の展望は数年間は難しくなると考えられる。
日本の影響はどうか
年2%経済成長を続けてきた日本は景気後退色が強まってきている。
次の決算は好業績が予想されるが、来年の3月には悪化する可能性が高い。
現在の市場は、市場原理に全てを任せた結果、経済が破綻しかけている状況に至っている。
マネーが暴走し、バブルがはじけようとしている。
アメリカの消費、中国の製造、日本の輸出のバランスが崩れかけている。
-まとめ-
今日の放送は、「アメリカ経済失速による世界的規模の恐慌のはじまり」「悲観論者による日本株の売り煽り」に終始していたような気がします。
1月3日の日記にも書きましたが、アメリカは選挙があるから次々と手を打つでしょうし、中国もオリンピックを超えても元を切り上げながら生き延びるような気がします。
個人的には日本株に関しては「売り」メインですが、NHKが偏りすぎた報道するのは流石にどうかと思いますね。
自分も、その報道を受け今日の日記を素人なりに考えて書いてみました・・・
ただ、明るい情報を発信するとか、明るい予測を発信することの不安があるほどの状況かもしれないなぁとも思いました。
とにかくひとまず私は様子見です。
民放の経済番組が、結論が不明瞭又はご自由にお考え下さい
NHKは、誰かも言っていましたが結論有りきで
話を詰めていくとのこと
だいたい、マスコミで言うこともアナリストも含めて
話半分で聞かないと全部正しい予測とはありえないので
そういう予測もあるんだなと思いました
と考えると、アメリカから逃げ出したマネーは仕方なくまたSWFなどを通してアメリカに戻ると考えます。
世界経済を市場任せにした為に起きた結果というのと、マネーが先進国から発展途上国に流れているのが見えて面白かったです。
またニュースの側面を覗けるよう多彩な視点を持つようにしていきます。