カいさんのブログ

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表現の情報量



表現の技量というものは情報量の処理能力なのではないかと思った。
抽象化しすぎている気もする。
画力というのは描く対象の情報量でほとんど決まっているんじゃなかろうか。
ここで言う情報量は数学的意味合いでの情報量、すなわち確率の逆数であって、絵面がシンプルであっても精度とかそういう部分に情報量が存在する。
5本の線から1本を選んでいるのか、100本の線から1本を選んでるのかということである。
でさ。
情報量が増えれば描く時間が長くなる。
それを高速化するというのは非常に重要ではあるけれども、本質ではないのかなと。
上達理論的には精巧化と馴成化の概念で表されるものだが、リアルタイム性のない表現だと馴成化の部分は単純に時間をかけることでなんとかなっちゃうものだ。
逆に芝居や音楽の演奏だと馴成化されるだけで満足してしまって、精巧化のウェイトが落ちる気もしないでもない。
そうでもないかな。
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