TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【オリンパス】医療は順調に推移する一方、映像の下振れ懸念を…

医療は順調に推移する一方、映像の下振れ懸念を払拭できない

<株価は軟調な展開が続くとみる>
現在の株価は今期TIW予想PERが30倍強の水準。TIWでは以下の理由から、引続き軟調な株価展開を予想。(1)株価指標面からも割高感が残ること、(2)更なる円高リスクを払拭できず、通期業績が会社より慎重なTIW予想を下回る懸念も残ること、(3)今後中期的に費用先行となる可能性があり、映像などの低採算事業が本格改善しなければ全体での利益率向上が期待しづらいこと、など。
<1Qの映像はDSCの苦戦で赤字転落>
11/3期1Q(4-6月)は、前年同期比0.4%増収、2%営業減益。医療が国内、海外共に順調な回復基調にあることは安心材料である一方、映像でコンパクト型DSC(デジタルカメラ)の販売苦戦により営業赤字転落、在庫に過剰感がある点がネガティブ。通期の為替前提が見直された上で、通期営業利益予想は据置かれたが、TIWでは修正後の映像の計画も下回る可能性があると判断、引続き通期で業績未達を予想。
<DSCは値下げ販売で価格競争を加速させる懸念>
主力の内視鏡は先進国でも需要が戻りつつある。在庫に過剰感のあるDSCは、在庫圧縮を優先させる為、2Q(7-9月)の平均売価は1Qから2割近く低下し、営業赤字も30億円強に拡大の見通しだ。ただ、値下げ販売は価格競争を加速させ、下期の状況は会社想定より悪化する懸念があり、映像は通期で数十億円の営業赤字の可能性があるとTIWでは見ている。(服部 隆生)

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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