はるるっぴさんのブログ
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サブプライムローンの復習
先日、テニスの大会を見に行く機会があった。
テニスもメンタルスポーツで技術だけでは勝てないところもあるようだ。
しかし、技術が高く実戦の試合経験を積んだチームでないと
勝ちあがっていくことは、難しい。
投資も知識と実戦経験が必要だと思う。
そして、ミスショットしたときの反省も必要だと思う。
「予習」だけではなく「復習」も必要だと思う。
さて、本題
今回の世界経済不況の出発点は、アメリカの住宅ローン問題。
そしてサブプライムローン「NINJAローン」だった。
復習すると驚くような話ですが
住宅ローンの貸出の条件が
「収入がないこと」
「安定した仕事がないこと」
「資産がないこと」
何と言っても
「信用がない」ことがサブプライムローンの条件だった。
このアメリカの住宅問題が解決しないと
今回の世界大不況は、解決しないと思う。
サブプライムローン問題と
CDSの関連がよく理解できない投資家もいるようですが
そこは、とても重要です。
機会があれば日記に書くかもしれません。
サブプライムローンの証券化商品は、
ほとんど「紙くず」になっており
この問題は、ますます悪化している。
Alt-Aからプライムローンにまで広がっている。
ここまでは、百歩譲ってガマンしても
問題が、CMBS(商業用不動産担保証券)にまで広がっているので
これは、株価の頭を押さえてくる。
IMFも今回の金融危機は、全く解決していないと認めている。
サブプライムローンは、デリバティブが可能にしたローンだった。
個人的なイメージですが、中国の北京に行くと
デリバティブでできたような金融機関のスゴイ建物を見学することができる。
日本とスケールが違う。
…
日経平均が、4月の戻り高値11,000円超えているとき
毎度おなじみ市場専門家たちが
日経平均14,000円になると絶叫している人もいたが
現実は、その反対の厳しい状況にあった。
アメリカなど政府の巨額の財政出動により、世界経済が崖から落ちたところを
札束で出来た巨大なクッションで助かったが
今は、政府もお金がないので
「ない袖は振れない」状況になっている。
最近、「フランスも大丈夫か~」と言った話も聞く。
フランスの金融機関は、昔の植民地の関係で
旧植民地にたくさんのお金を貸している。
スエズ運河は、フランスの植民地だったので
フランスの金融機関は、ピラミッドでも有名な
エジプトにもたくさんお金を貸している。
札束のピラミッドの「イメージ」かなぁ~
同じく、フランスの金融機関は、
日本人投資家にも人気のブラジルにも
たくさんお金を貸している。
短期的には、「需給」で市場(均衡)価格は動くので
予想は、難しいが
長期的には、しばらく厳しい状況が続くかもしれません。
短期的な株価の乱高下はあると思いますが
(わたしの経験では、短期的には、正しい方向の反対に行くことが多い。)
(空売りの買い戻しなどで、間違って株価が、上昇することもあります。)
根本的な問題
今回の金融危機の震源地アメリカの住宅ローン問題は
まだ解決していないことを再認識したい。
おしまいです。
PS.
プロの投資家が必ず見ている指標をひとつだけ紹介します。
知らない人にとっては、サービス情報です。
この指標を見ているかどうかで
投資にくわしい人か、普通の人かわかる。
プロは、必ず見る。
ロンドン銀行間取引金利
「LIBOR」です。
重要な投資情報です。
LIBORが少し下がりましたね
ほんの少しですが・・・
あと欧州のストレステストが発表が間近に控えました
どういった結果になるのでしょうか?
まさか公的管理以外の金融機関すべて問題なしになったりして・・・