ウォッカさんのブログ

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中国に関する報道の違和感

 5月、6月に仕込んだ株はほぼ原点、来週以降はどうなるかわからないが、当分売り時も買い時もなさそうなので、株以外のことを書きます。今回は中国の話。

中国に関しては毎年のように経済崩壊論、危機説、バブル崩壊様々な悪い話が聞かれるが、一度も当たったためしがない。(中国で現在起きている不動産バブルは否定していません。)
 2005年ごろも不動産バブル崩壊の話があったが、2006年、2007年も経済成長率は高い成長率を維持してきた。
 中国経済は北京オリンピックまでとか上海万博までとか言われていたが、(上海万博は終わっていないのでなんとも言えないが、)北京オリンピック以降もそれなりに成長を続けている。 また、サブプライム問題は世界各国を苦しめたが、一番早く回復したのも中国であった。
<参考までに>
 中国は、過去10年 GDPの平均成長率は9.9% 日本の1964年~73年までの成長率は、9.3%なので、経済発展途中の国としては、そんなに異常な経済成長率ではない。

 私は、以前から中国に関しての予想報道と結果がなんでこんなに違うのか不思議に思っていた。
 私は今後も中国が今までと同じように右肩上がりに順調に成長するとは思わない。 おそらく日本の通ってきた道と同じように苦難はあると思う。(元高、インフレ、人件費増。。。。。)

 が、今後もまちがいなく、成長し続けると思う。(世界の工場→世界のマーケットへ)


 なぜ、予想と現実が違うか私なりに考えてみた。
  ①中国に対する偏見
    GDPは、イギリス、フランス、ドイツを抜いたかと思ったら、今年中には日本も
   抜き、数年後にはアメリカを抜く。
   抜かれる国から見ればいい気持ちはしない。
    日本と中国の間は歴史問題もあり、素直を経済発展を認めたがらない。

  ②共産主義
    民主主義、自由経済が最高だと思っている欧米各国および、日本も含めて、
   一党独裁の共産主義国が社会主義市場経済なるものを取り入れて、成功すると
   は思っていない。

  ③中国を研究する政治学者や歴史学者は多いが経済学者は少ない。
   中国の発展は10年あまりであり、中国の政治や歴史を研究する学者は多いが、
   経済を研究する学者は少ないらしい。
    政治学者が中国の経済について論じているので誤った解釈が多いということ
   を聞いたことがある。

  ④中国政府を見くびっている。
   ・中国は一党独裁の共産主義だが、もう昔の共産党ではない。中国共産党自身
    は経済の舵取りをちゃんとしないと、国民からの支持が得られなくなり、共産党
    の存亡危機になりかねないと思っている。
   ・一党独裁なので、決めるのも動くのも早い。よい方向に舵取りすれば、他の国
    とはスピードが違う。(4兆元の景気刺激も他の国よりいち早く決めた。)
   ・政府の動きがすごくよい。
    レアメタル獲得のためにアフリカにいち早く外交をしている。(日本は出遅れ)
    アメリカとの交渉もうまい。 アメリカの国債を一番持っているのは、いまや中国
    日本は交渉カードとして使えないが、中国は使っている。

  ⑤自由主義市場経済の尺度で中国を語っている。
    不動産バブル崩壊→銀行不良債権化→経済に影響 民主主義と同じ尺度で
    考えているが、そもそも銀行も国営企業だし、中国政府には金がふんだんにあ
    る。株価操作も簡単に出来るし資本主義ではできないことが簡単にできる。
    (先進国は借金が山のようにあるが、中国は健全運営)

  他にも理由はあるかもしれないが、中国に関する報道にはかなり違和感がある。

  注)上記のことは自分なりの解釈であり誤りもあるかもしれません。

  今後は、中国は世界の工場という魅力は薄れつつあります。今後は世界の巨大
 マーケットになります。
  日本は輸出国なのだから、この人口13億の市場をうまく使った会社が、今後好業
 績を残していくと思う。
 
 次の日記は中国の不動産バブルについても、書こうかな。
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8件のコメントがあります
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    ウォッカさん
    2010/12/14 00:05
    ぬれ大根さん こんばんは。

     中国株も日本株と同じように、どの株も同じような動きということはないですよ。
     日本と違い一党独裁なので、やることが早い、バブルになる前に退治しているので
     すぐにどうにかなることはないと思います。
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    ぬれ大根さん
    2010/12/13 14:22
    インターネットの会社以外の株は中国の国が裏で動かしてるらしぃ。だから上がる時どの株も同じような動きをする。日本と違って中国の政治家は賢いからバブルとか起きにくいと思う。
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    ウォッカさん
    2010/7/11 09:21
    NineTailedCatさん おはようございます。

    あ、まじめに書いてる。 どこかで、問題引き起こしているんだって?
    ギリシャ問題もそうだったようにマスコミは大きく踏み込んでいません。なのでいつも同じような記事。
     中国はまだまだ貧富の差が激しいし、問題も山積み。だけど、今後も成長するのもたしかなので、うまくのっていけばということ。
     ただし、当局の介入や移行が与える影響も多いので、中国株をやるのも、日本株とはちょっと違う観点で考えなくてはいけないんです。
     しかも突然やっちゃいますからね。
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    ウォッカさん
    2010/7/11 09:13
    NewsFlash 2CHさん おはようございます。

    >わたしは、中国自身ですら、自国を把握できていないのではないかと思います。
     私もそう思います。

    >トップとボトムの差が激しすぎて、
    上は赤坂真っ青の超高級な贅沢がある半面、
    あの上海ですら、一本裏通りを入っただけで、
    屋根が崩れかかった木造家屋がならび、
    個室のついたてが無く床に穴が開いているだけの公衆トイレがあったりします。

    トップとボトムの差が激しいのはしょうがないのではないですか?
    発展途上国の課題ですね。
    でもここらへんを解消していかないと、低所得者の不満が、今後大きな政治問題にもつながるでしょうね。共産党が恐れるところです。

     一応 政府も農民への補助とか所得を増やすようにするとか、低所得者用のエコノミー住宅の促進をして不満を生じないように手を打っているようですが(満足できるかは別)
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    旧猫さん
    2010/7/11 02:04
    ウォッカさん、こんばんは。

    確かに中国という国に対する見方は、偏見による要素が大きいと感じます。報道機関たるマスコミがそこまで踏み込んでいない事が原因かもしれませんが、NewsFlash 2CHさんが

    >外から見ると、「中国」というひとつの形で見えますが、
    >中に入ると、とてもひとつの国家とは言えない部分が多分に残っている状態のように思えます。

    と主張されていますが、これに、私も同意です。チベットやウイグルといった地域を考えると、とても同じ国とは思えません。さらに中国(というよりは漢民族と言った方が良いのでしょうか)は、各国にチャイナタウンなる派出所的なものを形成しています。そのネットワークも、実はすごい脅威に感じます。
    全世界の2割の人口を抱えている国ですから、その全貌を把握するのは、並大抵のことではありません。
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    NewsFlash 2CHさん
    2010/7/11 01:44
    単なる想像の域を出ませんが、

    わたしは、中国自身ですら、自国を把握できていないのではないかと思います。

    広大な土地、他民族、互換性の無い多言語。

    辺境の地では住民票すら整備されていないと言われる中で、
    30億という人口すら、どの程度あっているのかさえも危ぶまれると思っています。

    政府の軍と住民の衝突が絶えない状況をみると、
    いずれは旧ソ連のように、分裂してしまう可能性もあるのではないでしょうか?

    仕事で何度か中国を訪れましたが、
    トップとボトムの差が激しすぎて、
    上は赤坂真っ青の超高級な贅沢がある半面、
    あの上海ですら、一本裏通りを入っただけで、
    屋根が崩れかかった木造家屋がならび、
    個室のついたてが無く床に穴が開いているだけの公衆トイレがあったりします。

    外から見ると、「中国」というひとつの形で見えますが、
    中に入ると、とてもひとつの国家とは言えない部分が多分に残っている状態のように思えます。
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    ウォッカさん
    2010/7/10 23:33
    みやまな鉄砲長さん

    私は中国株もやってます。 長期投資なので、バイアンドホールドに近い状態です。(売らないつもりはないんですけど)
    長期投資だとやることがほとんどないので、日本株で中期投資をしているんです。基本的に長期投資が向きなので、買ったら当分売らないタイプです。

    そんでもって日本株も中途半端な位置なので、中国のことを書いたわけです。

    IT業界は多いですよね。私もそうですが。 へたな日本人より全然できる。
    巡回お疲れ様です。
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    みやまな鉄砲長さん
    2010/7/10 22:24
    こんばんはーウオッカさん

    >注)上記のことは自分なりの解釈であり誤りもあるかもしれません。

    自分なりの解釈で問題なしだと思います^^

    中国自体に行ったことはないのですが、
    日本で一緒に中国の方と働くことが多いんですが、
    ポテンシャルを感じることもありますよ!

    なかなか勉強になりましたわ(*・ω・)*_ _))ペコリン