11月9日 点検・米景気 高まる不確実性

[東京228堂さん]

TOPIX 1,494.35 -22.59
日経平均株価 15,583.42 -188.15

昨日のアメリカ市場は
NYダウ 13,266.29 －33.73
NASDAQ 2,696.00 －52.76
続落。バーナンキ発言で米国経済の落ち込みとインフレ懸念が指摘され、
ムードが悪化。小売売上高も良くなく、下げは拡大したが、
ダウ、ナスダックともに徐々に値を戻した。

日本市場の日経平均は寄付きはマイナスだったものの高値に切り返すが、
先物売りに押され結局188円の大幅続落。
今日は上昇すると思っていたのですが、厳しいですねぇ。
今回が二番底になるかどうか要チェックです。
新興市場は今日は全滅。REITも下げました。
為替は対ドル111円前半、対ユーロ163円前盤と急速に円高が進行。

中国市場は
香港 ﾊﾝｾﾝ指数 28,783.41 23.19 ＋0.08%
中国 上海総合指数 5,315.54 -14.48 -0.27%

インド市場は
ﾑﾝﾊﾞｲ SENSEX30種 18,907.60 -151.33 -0.79%
ｲﾝﾄﾞ NIFTY指数 5,663.25 -35.50 -0.62%

ベトナム市場は
ﾍﾞﾄﾅﾑ VN指数 1,018.29 -8.18 -0.80%
今日のアジア市場は高安マチマチの小動き。

ドバイ市場は
DFM Index 5,440.04 －3.57 －0.07％

日経新聞に11月2日～11月5日まで「点検米国景気　高まる不確実性」
と言う特集が組まれていました。
アメリカ経済の先行き懸念がまたまたまたまた再燃しているので
読まずにはいられませんねぇ。

2日～4日目までの記事は従来のサブプライム問題がらみの文章の
域を出ていませんが、5日のものはなかなか今後の示唆に富んでいます。

「試される経済の柔軟性」
『米国経済が来年前半にかけて減速するとしても、
その後はどうなっていくのか？カギは三つある。

1.生産性の見通し　IMFは十月に発表した経済見通して、
3％とみていた米の潜在成長率見通しを2.75％に下げた。
米の高い生産性の恩恵がなくなれば、成長力が低下するだけではなく、
政策の幅も狭まりなねない。

2.グローバル経済の活力を取り込みつづけられるか
米経済はかつてと比べて世界経済との結びつきを強めつつある。
その一方で、安全保障や雇用への一時的影響を懸念して、
グローバル化を拒絶するムードが台頭しているのも事実。

3.「うみは早めに出す」という米経済が持つ調整能力が発揮されるか
日本がやった不良債権隠しと同様なことをやれば問題は長引き、
持続的な成長の道は開けない

技術革新やグローバル経済との一体化で活力を高めつつ、
素早い調整を進める。
米経済がそんな柔軟性を発揮できるかどうかが試されている。』

政治・経済が協調しあって向かっていかなくてはならないのでしょうか。
アメリカの底力を見せてもらいましょう。

それではきょうはこれでしつれいします。

[みやまな鉄砲長さん]

ですねー
でもここまで、バーナンキさん引っ張ったからには、
相当痛みが伴うとおもいますよー(^^ゞ
俺は英断だったと思います(^_^)/

[あさっての投資家さん]

世界経済・消費のエンジンであるアメリカ。
その動きは常に注目の的ですね。
アメリカの底力は、インフレ、サブプライムと問題を対処出来るか？
注目ですね。

[東京228堂さん]

来年前半までに調整が完了してくれればいいのですけど、
ポロポロ追加損失がでてきたり、個人消費が
悪ければ株価は長期低迷するかも・・・。

前回のように利下げカードは使えないような気がしますが、
バーナンキさんの手腕に期待するしかないですね。

[育成計画さん]

こんにちは、興味深い記事ですね。

> 3.「うみは早めに出す」という米経済が持つ調整能力が発揮されるか

なんだかメリルリンチの「損失隠し（飛ばし）」など、
ちょっとこの点がやばそうですね。
本当にうみを出しきることができるのか…

[東京228堂さん]

うみを出す＝CEOの責任が問われるので
日本の経営者なら隠すでしょうが、
アメリカは厳格なようなので
期待するしかないですね。
しかしまだまだ追加損失が出そうなので
来年までは収束しそうにないです。