大引けの日経平均株価は187．41円安の10325．28円、TOPIXは18．19ポイント安の916．4ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は179、値下り銘柄数は1396。出来高は23億7259万株、売買代金は1兆6209億円。
米国では、ハイテク関連株や金融株の一角が買い戻され、NYダウ・NASDAQともに小幅反発。日本株は、米株上昇やクレディスイスのTOPIX先物買い観測などを受け前場はしっかりと推移していたものの、後場に入り逆噴射。昼休み中に「一部の中国の銀行が預金準備率の引き上げ指示受ける、26日実施へ」との報道が流れ、円買いが加速。円高進行に加え、上海総合指数＆香港ハンセン指数の大幅安、一部外国人の買いが今週いっぱいで終るとの観測も流れ、日経平均・TOPIXともに本日の安値圏で取引を終了しました。
日経平均プラス寄与度上位は、大日本印刷 、協和発酵キリン 、凸版印刷 など。10年3月期見通し＆野村證券レーティング格上げのダブルポジティブとなったメルコHD 、ゴールドマンサックス証券の目標株価引き上げに加え、株主優待で引き続き人気のアクアコラーゲンゲルがもらえそうなドクターシーラボ 、野村證券が目標株価を603円から626円に引き上げた大日本スクリーン 、通期営業益予想を6億円から12億円に引き上げたミヨシ油脂 、バークレイズ証券がレーティングを「イコールウエイト」から「オーバーウエイト」へ、目標株価を290円から400円へ、それぞれ引き上げたパイオニア 、10～12月期営業益1．7倍との観測報道が流れた凸版印刷 、引き続きキナ臭さが漂うオリジン電機 などが上昇しました。
日経平均マイナス寄与度上位は、KDDI 、ファーストリテイリング 、ソフトバンク など。クレディスイス証券がレーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ格下げしたコスモス薬品 ＆沢井製薬 、ゴールドマンサックス証券がレーティングを「買い」から「中立」へ、目標株価を1660円から1165円へ、それぞれ引き下げた東京製鐵 、来月3日に予定していた第3四半期業績の発表を延期すると発表したJVCケンウッドHD 、10178株の自己株式売り出しと1500株の株主による売り出しを発表したタクトホーム 、前日急騰の反動に加え、ドイツ証券がレーティングを「バイ」から「ニュートラル」へ引き下げたジュピターテレコム 、みずほ証券がレーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に引き下げた山九 、10年3月期通期連結業績予想の下方修正を発表したカゴメ などが下落しました。
サーチナ
