ユリウスさんのブログ
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語源の快楽(16)
昨日と今日、小さな同好の士の集まりの碁会があった。いずれも翔年が世話役、言い訳にしたくないが、世話役をしているとチョッと集中力に欠けることがままある。けれども、いかに何でも、昨日が三連敗、本日は一勝三敗はひど過ぎる。へこたれました。
このように成績がふるわず、精神的ショックを受けて、行動や気力が萎えてしまうことを「へこたれる」という。
さて、この言葉は何か面白いことがありそうとピンときた。例によって、杉本つとむ先生の「語源海」等でちょっと調べてみました。
「へこたれる」は江戸の俗語で「ヘコ」と「タレル」よりなる言葉。ヘコは凹むと同義で弱体を意味する。なお、凹むは「減りこむ」の短縮形だという。この「こむ」は「磨きこむ、のめりこむ」など、ぎりぎりの状態に達するまで同じ動作をつきすすめることだ。
「タレル」は垂れるの意味。すなわち凹むも垂れるも、高揚しぴんと張りつめる状態の反対なので、弱気やマイナス状態を指す。
英語では"lose heart" または "flag"。前者はなんとなく分かるが、後者は「旗」だから、ちょっと類推が利かない。自動詞で「衰える」とか「しおれる」という意味があるのですね。知りませんでした。このように使うのだそうです。
U.S.interest seems to have flagged.(米国の関心は衰えているようだ)
最後の一発。
「ヘコタレ」は「ヘノコ(古語で陰茎)」+「タレ(垂れ)」で元気のないことを言うとの説あり。いかがですか?
ヘコタレなんかじゃありません。
しいて言えば、獲得ポイントが奮わないこと?
来月はPicksのコンテストもあるようですから、お互いへこたれることなく頑張りましょう。
「ヘコタレ」ですか、まさに、今の私の状況です(x。x)゚゚゚