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【韓国政治】MB「自動車発言」に批判─FTA韓米交渉

 李明博(イ・ミョンバク)大統領が19日に韓米自由貿易協定(FTA)自動車部門に
関連して行った発言は、米国の立場だけを尊重して国内状況を無視したものという批判が出ている。

 「自動車が米国で問題になっているならば、また話しあいをもつという姿勢に
なっている」という李大統領の言及は、真意とは関係なしに20日「追加交渉」
「再協議」へと拡大解釈されて、激震を呼んでいる。

 野党は政治争点化し、自動車とサービス・農業分野など関連業界は動揺してい
る。

 李大統領の国政運営はそれにしても、与党の「世宗市内戦」と4大河川事業の
ゴリ押しで乱脈の様相を見せている。2010年予算案など懸案処理は漂流し、国民
の不安感は高まる様相だ。

 このような状況でFTAという雷管にまで触るのは、国民の忍耐心を試めす処置
かという批判まで出てきている。

 ハンナラ党は昨年末から今年の4月まで、FTA批准案を国会外交通商統一委で強
行採決されたとき、国会に消火器まで持ち込んで大乱闘を演じ、深刻な衝突が起
こった。

 「私たちが先に批准しなければ、米国を圧迫できない」ということが政府・与
党の論理であった。

 しかし、大統領の一言で様相がおかしくなった。李大統領はバラク・オバマ米
大統領に、前日の首脳会談で「来年(11月)の米中間選挙前までに批准したら良い」
と話したという。

 現在、本会議処理だけ残しているFTA批准案の将来も不透明だ。韓米間の追加
議論でも、協議の結果によって、国会での再議論が必要なのではないかとの観測
だ。

 大統領府ではしかし安易な認識が伺えた。ある広報ライン関係者は「李大統領
が公開で話したことは、自信の発露」として、「今後の波紋も考慮したこと」と
話した。「傲慢だ」という感じまであたえるニュアンスであった。

 大統領府は「協定文は直さない」として鎮火を試みた。外交安保ライン関係者
は「合意文修正不可は政府の方針」としながら、「国家間で合意したFTA協定文
を直した事例は見つけるのが難しい」と強調した。

 丁世均(チョン・セギュン)民主党代表はこの日、釜山で開かれたあるシンポジ
ウム記念演説で、「誰が見ても米国の再協議要求に手を応じたもの」とし、「政
府が韓米FTA再協議を受け入れる態度を見せたのは誤り」と批判した。

 李会昌(イ・フェチャン)自由先進党総裁も、党5役会議で「李大統領が再協議
の可能性を示唆しているため、政府と与党が早期批准を急ぐ理由がなくなった」
と指摘した。
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2件のコメントがあります
  • イメージ
    アジアさん
    2009/11/22 21:27
    yoc1234さん
    こんばんは
    韓国は日本と違い反米意見も多く、日本より本音の国かなと
    思っています。政治は日本以上に複雑でよく理解できません!日本は平和ぼけだと思いますが・・・
    >日銀の金融緩和と、為替介入が待たれます。
     難しい問題ですね!自分は反対派ですね
  • イメージ
    yoc1234さん
    2009/11/22 21:18
    こんばんは。

    これも米国のオバマ大統領批判と同様に、政権に反対する勢力にエールを送る、マスコミのものでしょう。
    日本の麻生政権にも働いていました。
    その点は日本は平和で批判が少ないです。
    韓国も米国も為替操作だけは抜群にうまく、輸出を伸ばしているようです。日銀の金融緩和と、為替介入が待たれます。
    韓国は結構うまく立ち回っています。