TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【アクセル】AG333の立ち上がりはやや遅い印象ながら、旧…

AG333の立ち上がりはやや遅い印象ながら、旧来の高採算LSIが底堅さを見せる

<上期は売上が若干未達も、利益は計画値を確保>
10/3期上期業績は売上77.5億円(前年同期比3%増)、営業利益32.4億円(同3%増)。計画に対し売上は2億円未達ながら営業利益は達成。売上未達は主力のAM(遊技機器用)グラフィックスLSIが約3億円上回った一方、サウンドLSIやその他製品の期ずれで約5億円下ぶれたことによる。AMグラフィックスLSIの中でも粗利率の高い「AG-2」がスロット向けに想定以上に売れたこともあり、利益項目は計画を2%上ぶれ。現在の株価は、来期TIW予想PERが10倍程度。AMグラフィックスLSIにおける高い市場シェア/競争力、安定した高収益、機能統合化LSIの投入により中期成長力の加速する可能性を考えれば、割安感は依然強いといえるだろう。

<TIWの今期利益予想を若干上方修正>
新たに市場投入した機能統合化LSI「AG333」の個数ベースの移行率は6%(上期)と想定よりやや遅いが、メーカー側の新機種の立ち上げ状況次第の側面もあり、同社では通期で20%の移行率を変えていない。TIWでは今期「AG333」は数量未達の可能性がある一方、高採算の「AG-2」が上ぶれ、粗利率も57%程度を確保できると判断(会社計画は56%)し、今回TIWの利益予想を若干引上げた。引続き、新製品の拡販状況に注目したい。リスク要因は、遊技機器の販売低迷、技術トレンドの変化による製品競争力の低下/代替リスク、内部管理体制、各種規制など。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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