TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【大阪チタニウムテクノロジーズ】11/3期まで収益の回復は…

11/3期まで収益の回復は厳しいが、12/3期以降の再成長に期待

<株価は、足元の業績悪化と中期成長期待との綱引き>
09/3期に続いて10/3期の大幅減益は避けられず、11/3期は、スポンジチタンの販売数量は回復に転じるものの価格下落が続き、業績低迷が続くと予想。一方12/3期からは、航空機の生産本格化による高品質スポンジチタンの需要拡大、SUMCO(3436)との長期契約に基づく半導体向け多結晶シリコンの販売拡大等で、成長トレンドに復帰する可能性は大きい。株価は、足元の業績悪化と12/3期からの成長期待との綱引き。07年の高値1万5,060円から08年の安値1,803円まで急落する間に、悪材料の大部分が織り込まれたと考えられ、TIWは徐々に中期成長力を評価する展開になると予想。

<スポンジチタンの需要は内外とも低迷>
ボーイング社のB787の納入時期遅れの影響を受けるため、利益寄与の大きい航空機向け高級スポンジチタンの輸出減は予想されたが、産業プラント向けの国内の展伸材用スポンジチタンや、低グレードの鉄鋼添加用スポンジチタンとも需要が低迷。販売価格も09/3期比で10〜15%程度下落している。本年初めからスポンジチタンは3割程度の減産が続いているが、回復の兆しはまだ見えない。ただ中期的には、航空機に採用される高品質のスポンジチタンを供給できるメーカーは同社を含めて数社に限定されており、新規参入が難しいという状況は変わらない。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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