映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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NY高値更新だが、円高が重石に

10日の日経平均は10513.67(+201.53)と大きく上昇。基準線10454、転換線10455を上抜け、ボリンジャーはTP10416を回復、RCI,MACDも上向きになっているので、形の上では上向きになったが、まだプラスσ10552には届いていないし、商いがあまりふくらんでいないので、8月31日のざらば上値10767をぬいてゆく力があるかどうか、疑問が残る。SQがらみの動きもあって、これからの動きがどうなるか、注目だ。週足もプラスσ10483をぎりぎり回復したが、上昇基調を維持できるかどうか、剣が峰だ。

ダウは9627.48(+80.26)と続伸。転換線9441の上、年初来高値を更新。ボリンジャーのプラスσ9509を回復。再びバンドが上に開きつつある「。RCI、MACDも反転しつつある。週足の雲の上限9803をめざす動きになりそうだ。
こちらはチャートの上では堅調。

一方ドル円は91.75。一時91円台前半をつけ、転換線92.72の下、ボリンジャーはマイナスσ92.69の下でバンドが下に大きく開いており、強いドル安円高のトレンドが{続いている。週足のボリンジャーはさらに強くマイナス2σ91.68に迫る勢い。ドルが下値をさぐる展開で、87という昨年の12月19日の下値を守れるかどうかわからないような勢いである。

アメリカの国債入札が好調で、失業給付申請件数もよかったということでダウは昨年11月以来の5日続伸。ダウのチャートは上昇基調をすっかり取り戻した形になっている。東京がこれを追いかけれれるかどうか、が問題なのだが、ドル円の動きが懸念となってのしかかる。ドル円のチャートはますます円高が鮮明になっており、87円割れも覚悟しなければならないような状況になりつつある。国債入札が好調だったことで、アメリカの長期金利は急低下、3.35と基準線3.58、転換線3.39を一気に割ってきており、日米の金利差も縮小あるいは逆転するような状況にあり、円高を後押ししそうだ。金の高騰、ドル安を考えると、出口戦略が遠のいたことでアメリカのインフレ期待が高まって、ドルへの信任がよわくなっている、という説明もわからないではない。いずれにせよ、90円あたりが輸出企業の為替予約の水準だといわれており、これを割り込んでくるようになれば、東京の株はかなり苦しくなる。円高にめをつぶって上昇するかもしれないが、重石を本当にはねのけられるかどうか、かなり懸念が残る。アメリカの出口戦略が明らかになり、金利が上昇する展開にならないと、円高は続くとみるのが穏当だろう。
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