NY堅調だが、円高で頭重く

9日の日経平均は10312.14(-81.09)。転換線10455基準線10454まで届かずに下落。ボリンジャーはTP10411の下だがマイナスσまではいっていない。RCI,MACDはまだ下降しているが、そろそろ底にとどきそうではある。下げ止まりそうであるが、はっきりしない感じ。

ダウは9547.22(+49.88)。転換線9441を越え、基準線9373も上回っており、ボリンジャーはプラスσ9496を奪回。8月28日の高値9630をめざす動きだが、商いはあまりふえているとはいえず、上値を取る勢いがあるかどうか、やや疑問。週足も転換線8880の上で、プラスσ9496の上であるが、バンドは少し狭まりつつあり、勢いが鈍ってきている印象だ。

ドル円は92.02。ドル高に戻す力は弱く、結局9月3日の終値をきってきている。このままいけば、90円を切る水準をためすことになりそうだ。転換線92.96の下で、転換線は下向き。ボリンジャーはマイナス2σ91.48に近づいてきており、バンドは広がっており、RCIは底ばい、MACDもマイナスで、目先の円高トレンドは続いている。週足も転換線94.82のはるかしたで、ボリンジャーもマイナスσ93.19の下。こちらも円高トレンドだ。

ベージュブックは経済改善を示唆しつつ、個人消費や労働市場は弱いと指摘したのだが、ダウはじりじり上昇。アメリカの国債10年物の金利もまだ基準線の下であるが、上昇している。日米金利差からみると、ドルが強くても不思議はないのだが、目先はまだドル安円高の動きになっており、警戒を要する。アメリカの市場自体では安全資産としての債権の需要が弱まって金利が上昇、景況感は少しづつよくなっているのだが、ドル安、金価格の急激な上昇をみると、国際的には安全資産としてのドルにまだ疑問がついているということかもしれない。中国が金をかっているという話もあるし、為替の動きは、警戒が必要だ。東京がNYの後を追うようになるためには為替の円高トレンドがおちつかないといけないが、まだはっきりしない。
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