1234567890qwertyuiopasdfghjkl;さんのブログ
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彼はけしてうそはいってないけれど・・・
某商品取引員の外務員から電話があった。
少し考えてずいぶん前に情報ツール利用目当てで口座開設して最小限のお金だけ振り込んでいたところだということを思い出した。当然玉は建っていない。
彼のいうにはCOMEX(NY市場)の金が前日比17.3ドル安なので売りましょうということだが・・・聞き流してロコロンドンのスポット(現物当用)を確認する。
確かに下がっていたが昨日15:30時点(日本の商品先物ザラバの終了時刻)と比べると8:00時点でおよそ6ドルほどしか下がっていないし、COMEXの時間外取引ではおよそ2ドル戻している。
指定倉庫が全世界に広く存在するロコロンドンのほうをCOMEXよりも重視するのは当たり前なんだけどね^^;
端的に言うとCOMEXの下げの半分以上は昨日の相場にとっくに織り込まれている。調子に乗って売れば今後の状況次第とはいえそう簡単にはいかないと思い知らされるだろう。
そういう事情を話さず単に「今回は事前の下調べしていないのでやる気が無い」と断ると口座資金が少ないせいかあっさり引き下がった。
そういえば数年前に別のところからも電話があった。
そこは取引をWebに移管する以前に付き合いのあったところだがやっぱりWTIが70ドルを越えて上伸の勢いはなはだしい時期で買いを勧められた。
まあ・・・それにのっていても対処さえ誤っていなければその後大きく(6ドルくらい)上伸したから利益になっていたが
ドバイやオマーンなどの中東産原油から12ドルほどWTIは上値を先走っていたから買わなかった。その後格差は16まで広がった後相場は天井してしまった。
参考までに大雑把な数字を言えば2001年ごろの格差は2.5~4弱、現在は5~7ドル程度。
原油に関しては取引制度そのものが中東産にリンクするように設定されているんだけどね
まあ、だからどうしたといわれても困るんだけど。
>
金が不要なところ(上場していることさえおかしい株)にも流れてしまい
金を出すに値するか否かを判断して金を出す(出さない)のは各出資者の判断です。希望し、基準を満たすのであればたとえ上場することがおかしい企業でも上場は認めるべきだと思います。上場そのものがおかしいのならば見直すのは上場基準のほうでしょう。
銘柄の多寡と景気には相関性はないでしょう。
仮に少数に絞っても売り手の資金も集中するので容易には株価は上昇しないでしょうし、また上昇したらしたでその株価が妥当かどうかに関しては別の話でしょう。
>3950社も詳しくなれるもんが、いるわけがない
ごもっともな話です。
企業名を覚えることすらおぼつかないでしょう。
>株屋も分野別の営業マン制度つくったほうがもうかるんやないかい?
これは評価の分かれるところでしょう。
分野を各外務員が自分で選択すれば分析される分野は人気業種に偏るでしょう。逆に企業の指示によって分業にするならば給与体系の見直しを迫られるでしょうし、人気業種と不人気業種の担当者との間で不満が生じるでしょう。
また、絞って知識は問題ない水準になったとしてもそれが相場の見通しの正確さにつながるかは別問題だと思います。
現に商品先物は日本だと上場商品はいまや50足らず、主要なものを上げれば金・白金・ガソリン・灯油・ゴム・大豆・とうもろこしあたりで10に満たないにもかかわらずまともな見通しをする人は相対的少数です。
さらに言えば見通しが妥当でも資金管理と建て玉管理がザルだとすぐに破綻します。
よって、せめて銘柄数を香港株ぐらいに減らしてくれたほうが、爆上げしやすいし、景気もよくなる。
3950社も詳しくなれるもんが、いるわけがない。
株屋も分野別の営業マン制度つくったほうがもうかるんやないかい?
資源株担当とか、海運株担当とか、でも極端に成績が、業種の動きに左右されるから、ひとり3テーマくらい担当させればエエやロ。それで当たり外れなしや。
1人で、全業種担当させたら、薄識しかぜったいつかんで。客にも迷惑や。
実際問題として片張りだとこうしたことを知らずに目の前の数字だけを見て対応してもたいして差はありません。
知らないよりはましと言う程度です。
むしろユーモアのセンスのほうが人間には有益だと思います。
とっても勉強になりました。
株は大変ですね。銘柄が3000を軽く超えますから外務員やアナリストも得意分野以外は上っ面の知識すら持っていないことも珍しくないでしょうし。
そういった意味でマネーマネジメントをきちんと理解できているかどうかが私の外務員に対する評価のほとんどを占めますが及第点つけていいと思ったのは保険・銀行・証券・商品含めて2人しか出会えませんでした。
そうした人らの言い分は勧めるための教育は受けるが、利益を上げるための教育はまず受けないということでした。
教育はしていてもわれわれのニーズとはベクトルが異なるのだと思います。
そんな時代が懐かしいです。
証券会社はネット取引に皆注力し、営業員の教育には投資していないようですが、証券会社にとっては致命的なミスだと思っています。