ユリウスさんのブログ
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政治家の行動を視、動機を観、本心を察す
子曰く、其の以(ナ)す所を視(ミ)、其の由る所を観(ミ)、其の安んずる所を察すれば、人焉(イズクンゾ)廋(カク)さんや、人焉(イズクンゾ)廋(カク)さんや -論語 為政第二-
(意訳)
孔子言う、人を観察するには三段の方法がある。まず第一に、その人のなすところ、すなわち実際の行動を視る。第二に、その行動の由って起った原因動機を観る。第三に、その人が自分の行った行動に対してどの程度に心安んじておるかという点を察する。この三段の方法を以って人を観察すれば、人の全貌はおのずから現れて来るもので、いかにかくそうとしても、かくしきれるものではない。-諸橋徹次著「論語の講義」より-
(翔年のつけたし)
善行にせよ、悪行にせよ、人をよく見るこの方法は今でも有効と思う。下に最近の政府要人の行動のみを列挙します。第二段の観ること、第三段の察することは読者諸賢にお任せいたします。
21世紀の美しい国つくりを目指す政治のリーダー達の資質を質しましょう。
安倍政権で閣僚辞任した政治家
○ 2006年12月27日 佐田玄一郎行政改革相 政治団体の不適切な会計処理
○ 2007年5月28日 松岡利勝農相 自殺
○ 7月8日 久間章生防衛相 原爆投下をめぐる不適切発言
○ 8月1日 赤城徳彦農相 政治団体の不適切な会計処理
○ 9月3日 遠藤武彦農相 補助金の不正受給
→ 「不適切な処理」とか「不正受給」とかマスコミが使っている穏健な用語で書きましたが、翔年はこう書きたいです。
遠藤農相の場合:書類に虚偽記載をしたのは詐欺行為、それによって不正に受給したのは公金横領に当たる。罪名は詐欺および公金横領です。法治国家では、庶民が法を犯せば「公金横領」、おなじことを政治家がやれば「不正受給」と呼ぶのはよくない。一律に「公金横領罪」とするべきです。
安倍新体制発足後に発覚した、カネにまつわるみみっちい、汚ならしい、情けない事件
1 遠藤農相
a 選挙区支部が独立行政法人から奨励金を交付されている団体から寄付を受けていた。今年8月30日に返還した。
b 組合長を務める組合が1999年、国の補助金115万円を不正受給。04年の会計検査院の実地検査で指摘されるも現在まで放置。
2 額賀財務相
97年建築の選挙区支部事務所が10年間不動産未登記。
3 岩城官房副長官
選挙区支部が今年2月、05年分の政治資金収支報告書のパーティ券収入を削除し、寄付に訂正。
4 荻原経済産業政務官
選挙区支部が05年に荻原の自宅の電気代を負担していた。
5 坂本外務政務官
選挙区支部が05年、同一領収書を流用して架空の会議費を計上。
6 二階・自民党総務会長
選挙区支部が、支援者から無償提供されていた事務所の家賃分を政治資金収支報告書を訂正。
7 石原・自民党政調会長
選挙区支部が講演会場の使用料を10倍の金額で政治資金収支報告書に記載。
8 玉沢徳一郎・元農水相は
代表を務める政党支部の政治資金収支報告書で領収書を偽造。自民党を離党。
→ 恥ずかしくなるくらい、みみっちくて汚らしい。器の小さな人物が透けて見えます。書くのが嫌になります。
翔年が「論語読みの論語知らず」であるとの謗りは甘んじてお受けします。
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