あさっての投資家さんのブログ
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三強(?)な時代。 ~合併について~
損保ジャパンと日本興亜損保が経営統合に向け、動き出しました。(※1)
これにより、先に合併検討している三井住友海上・あいおい・ニッセイ同和のグループ、そして東京海上と3強の時代に移ろうとしています。
金融危機により各社の保有資産が目減りし、その結果合併が進んでいるような印象を受けます。
合併による3強時代…どこかであったような。デジャヴュ?
と考えてみると、ありました。
日本の製薬業界。武田薬品、第一三共、アステラス。
こちらも、2005年4月に山之内+藤沢→アステラス誕生。
2005年9月に三共+第一製薬→第一三共誕生と、ほぼ同時期に合併しています。
(でも、エーザイを含めると4強ですね ^^;)
損保・製薬共に国内では大きなシェアですが、世界から見ると中堅規模という点も似ています。
さらに国内情勢においても、製薬はジェネリック製薬勢という新興勢力、損保はネット保険という新興勢力が台頭しつつある点も似ています。(←若干こじつけ)
製薬の場合、規模が大きければ研究開発に多く資金を投入できますし(製薬は新薬開発が生命線)、損保ではシステム投資の額がスケールメリットでコストダウンできます。
ただし、規模が大きければ良いと言う問題ではありません。
AIGの例を挙げるまでもなく、収益や財務体質がしっかりしていないと張りぼての巨象。いや、疫病神と化します。
今後、各社とも金融危機の下でも生き残れる強い企業となるように期待したいですね。
※1 FNNより
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00151177.html
ピンチの時の経営統合ですかね?
地銀も色々ニュース出てましたね。
マダマダ自動車業界や電気業界の大型再編も有るかもしれませんね・・!?
コメントありがとうございます。
>ピンチの時の経営統合ですかね?
そうですよね。恐らく、財務が悪化する前に早めに相手を見つけると言う状況なのかもしれませんね。
>地銀も色々ニュース出てましたね。
地銀はこれからというような印象ですよね。
地方経済で、融資の焦げ付きが深刻化すると、大変ですから、早めの処置を期待です。
>マダマダ自動車業界や電気業界の大型再編も有るかもしれませんね・・!?
まだまだこれからでしょうね。
もちろん、一筋縄にはいかないと思います。
(正直なところ、合併する企業には手を出したくないのですが、状況が状況なので、ある程度はやむをえないのでしょうね)
損保業界といえば、東京海上と日動や千代田と安田、三井と住友などの吸収・合併が数年前に行われましたが、それに続く再編第2弾というところでしょうか?
※他にもありますが調べないと判らないので省きました!!
さて、業界のトップ3が競って合併などの統合を行うことで、生き残りを掛けたシェア確保を目指しているのが良くわかりますよね。
しかし、肝心の国内自動車販売(自動車保険)や住宅販売(火災保険)は低迷ぎみで厳しい状況です。
それでは新しい分野として何を目指すのかを考えました。
今年は介護保険に力を入れるのではと勝手に思っています!!
理由はあるんですけど、これは推測なので・・。
それと、統合することで事業部&店舗統合などの経費削減ができるために、リストラの嵐にもなりかねませんよね!!
生損保業界はどうなるものでしょうかね~?
コメントありがとうございます。
>損保業界といえば、東京海上と日動や千代田と安田、三井と住友などの吸収・合併が数年前に行われましたが、それに続く再編第2弾というところでしょうか?
そうですよね。ちょっと期間が開きましたが、今年に入って、金融危機が合併に走らせた感がありますね。
>しかし、肝心の国内自動車販売(自動車保険)や住宅販売>(火災保険)は低迷ぎみで厳しい状況です。
どちらも、消費が落ち込んでいるから、オプションも落ち込むと言う悪循環が続いていますね(ーー;)
>今年は介護保険に力を入れるのではと勝手に思っています!!
>理由はあるんですけど、これは推測なので・・。
少子高齢化が進む現在、介護保険は硬いかもしれませんね。
ただし核家族化が進んだ現在、介護保険のニーズにどの様な変化をもたらすか注目ですね。
>生損保業界はどうなるものでしょうかね~?
今回の合併で、損保系は寡占に道筋が見えましたが、生保系はまだ過渡期のようですね。今後にも注目です。