はるるっぴさんのブログ

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定額給付金についての一考察

長くなるので、時間のない方は読むのをやめましょう。

昨日、出先で私の取引先の証券会社の
女性チーフらしき人と話をした。

「個人投資家は模様眺めですねぇ~」

と言っていた。


わたしは、5つほど質問した。

すべて

「わかりません。」

と営業スマイル付きで答えが返ってきた。

(^v^)?

市場関係者は、年々レベルが下がっているような気もする。


しかし、野村證券に優秀な営業レディがいた。
昨年見つけた。
今年になってから、一度だけ話をする。

わたしの質問には、テキパキとすべて答えた。

「信用デリバティブ指数を見れば、日経平均7000円までの
 買い推奨はしません。」

「目先6000円水準を考えているとのこと。」

「株価は、間違って上昇することもありますが

 今は、厳しい認識をもっています。」

「わたしたちの支店では、お客様からの手数料よりも

 お客様の資産を増やすためにみんな勉強していますよ!」

とのこと。


目がキラキラして、迫力があった。


共感が持てる。


顧客も証券会社の担当者を選ぶ時代になるでしょう。


さて、本題

定額給付金については
経済にうといNHKさんなどで幼稚な報道がされている。

ただし、この給付金を
現実的な景気対策としての効果で考えると?

結論としては

マスコミの論調の通り、疑問符がつく。

周知の通り、昨年のアメリカの減税は
1人60,000円くらいの小切手だった。

結果的に効果は、なかった。
米国の株価も下がり続けている。

日本は、1人12,000円。
普通に考えれば、効果はない。

この還付金で株の空売りをする変な人もいるかもしれない。

(>_<)


1月19日の日経の朝刊でNSK(日本精工)の社長の言葉が
記載されていた。

「定額給付金なんてばらまいても景気浮揚効果はない。」

識者の間では、一般の支持率より支持されている麻生総理も
この点の判断は、少々疑問がある。

残念ながら、あまり効果は、ないだろう。
事務負荷もかかる。
アメリカ減税効果がすでに証明している。


NSK(日本精工)の社長の言葉の続き。

「(緊急事態なので)約50兆円財政出動して
  内需を刺激しないといけない。」

一理あると思う。

余談ですが、ベアリングのNSK(日本精工)も
NTNもいい会社だと思う。


個人的には、法人税を欧州並みに減税するとよいと思うが
消費税との関係もあり

かなりむずかしいのだろう。


世の中、ニュースキャスターのように
なんでも反対する正義感ぶったややこしい人が多い。
(舞台裏では、識者から相当クレームがはいっていると
 編集局長から聞いた。)


先日、ユニクロの柳井社長をテレビ録画で見た。

いい話をされていた。

マスコミ報道については
「メチャメチャ書きますからねぇ~」
と言っていた。

好き嫌いはともかく
数ヶ月前まで、その存在自体が否定されていた
横綱、朝青龍が優勝した。

(・o・)!


先日、ある中小企業の社長と話をしたとき

「本当は、大企業や金持ちを優遇してほしい。」
「そうすると、われわれもおこぼれをもらえる。」

なるほどと思って聞いた。


以前、大リーグのマリナーズ
イチロー選手の言った言葉を思い出す。

「よく、お金をもらいすぎだと言われます。」
「いったいいくら税金を納めているのかご存知ですか?」

と言いたくなる!

と言っていた。


ある証券会社の幹部の話を引用する

「金持ち優遇反対と言っている人は、経済を知らない人です。」

これも、なるほどと思って聞いた。


ちなみに、世の中にいる

エコノミストやストラテジスト(全員ではない!)は
マーケットを知らない人たちが多い。

実際にデリバティブ取引や
株式取引すらしていない人もいる。

よほどすぐれた人でないと
投資が、わかる訳ありません。

想像の世界で話をしている机上の優等生です。


予想が外れると、マーケットや政治の責任にする。


立派な素人です。


先週、証券会社に見学にいったとき、支店幹部が顧客に
株価が軟調なのは、日本のねじれ国会にあると説明しているのを
隣のブースで聞いた。


ねじれ国会にしたのは誰か?

よく考えれば日本国民だったりする。

あなたが、悪いと言っているようなものです。


定額給付金については、その経済効果は限定的だと思う。


2兆円の定額給付金という恐ろしく小さな話で
景気対策の議論が止まってしまったところがある…

今は、「平時」モードではなく「有事」モードだと認識している人が

少ない。

(リチャード・クー氏のリポートより抜粋)


今、株価は上がったり下がったりしている様子です。


相場についてのひとつの考え

「市場のことは市場に聞け」

ではなく

「市場はよく間違える」


株で損する投資家のひとつのパターン

株が上がったら安心して買う。
株が下がったら安心して売る。

儲かる訳ありません。


プロと名の付く機関投資家に多い。


おしまいです。


あすは、時間なしで日記なし。
あさって以降は、未定です。
1件のコメントがあります
  • イメージ
    とても楽しく読ませていただきました。

    「ニュースキャスターのように
    なんでも反対する正義感ぶったややこしい人」
    上手い表現ですね!私は昔の久米宏を思い浮かべました!
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